足に力が入らない
- 坂田大輔
- 7 分前
- 読了時間: 3分
いよいよ梅雨の到来です。ざんざん雨が降るのも気持ちがいいですね。いろいろ洗い流してきれいになるような気がします。でも降りすぎは困りますよ。
さて、先日は帯状疱疹を患い、それから足に力が入らなくなった、という方のお手伝いをさせていただきました。数日前にご本人様よりお電話をいただき、お話を伺うと、退院してしばらく経ちますが、いよいよ薬が無くなるので受診したいとのことです。お住まいは団地の二階で息子様と二人暮らしとのことですが、息子様は忙しく、なかなかお手伝いをすることが難しいとのことでした。
呼び鈴を鳴らすと、玄関にある折り畳みの踏み台に座ってお待ちでした。杖を使ってご自身で立ち上がろうとしますが、靴下が滑ってうまく立てません。私もすぐにお手伝いに入り、なんとか立ち上がることができました。靴を履いてここからは歩行器を使います。私が鞄を預かり、玄関の鍵を閉めて一緒に歩きます。そして難関は階段です。私は一段下でご本人様に正対し、ご本人様は手すりと私の肩を持ってゆっくりと降ります。脚はなんとかつっかえ棒になっていますが、ふわふわとおぼつきません。階段の踊り場ごとに歩行器を私が降ろして、数歩ですが歩行器を使います。そして階段、踊り場、階段と繰り返してようやく一階にたどり着きました。
その場で少しだけお待ちいただく間に、車を階段下へぴったりと寄せて、横の扉から一番近い補助席にご乗車いただきました。歩行器は病院では使いませんが、団地の一回に置き去りにするわけにもいかないので、車に積んで出発です。
病院に着くと看護師さんが車椅子を持って迎えに来てくださいました。院内での移動は車椅子を利用することにして、受付までご案内します。歩行器は玄関で預かっていただくことにしました。あとはご自身と看護師さんにお任せして、ここで私は一旦離れます。
受診が終わりお迎えに行くと薬をたくさん持ってお待ちでした。往路同様補助席にご乗車いただき、ご自宅へ戻ります。帰りの道中でいろいろとお話を伺いました。以前は介護士として長く務めていらっしゃったとのことで、とても明るい方で、たくさんお話をしてくださいました。「いや~、ほんとに助かりました~。どうしようかと思ってたんです。」「まさか自分がこんな風になるとはね~、思いもしなかった。」ご入院中のことや、昔の仕事のことなどなど。
これから介護保険を利用して、今後の生活をどのように整えていくかを検討するとのことでした。帯状疱疹は神経を損傷することもあるようですので、本当に怖いですね。治療とリハビリで階段昇降ができる程度まで回復できるとよいですね。
念のため次回受診のご予約はいただきました。それまで気を付けてお過ごしくださいね。
ありがとうございました。
写真は笹山公園の紫陽花と。

Comentários