

早朝フェリー
朝晩がぐっと冷え込むようになりましたね。油断して風邪などひかないよう気を付けないといけませんね。 さて、先日は朝一番のフェリーに乗るために唐津までお送りさせていただきました。ご依頼があったのは前日、なんでも不幸があったそうで葬儀に参列されるとのことでした。当日は既に朝一番のご予約をいただいていたため、その前でないとご対応できないので、そのようにお話をさせていただくと、「早く行って待つぶんには大丈夫ですよ。」とおっしゃっていただけたので、はじめのご希望の30分ほど前の前の早い時間にお迎えに上がることとなりました。 すこし早めにお迎えにあがると、既に通りに出ていらっしゃいました。今回はご高齢の犬も一緒で、乳母車のようなカートに乗っていました。ご本人様は歩くことができるので、車椅子の固定器具にカートを固定しました。「心配やけん置いて行けんっちゃん。」とのこと。 ご本人様は横の扉からご乗車いただき出発です。市街地では朝のラッシュで少し混雑しましたが、久しぶりにお会いしましたので、近況報告をしている間にあっという間に到着しました。 ...


定期受診
台風がこちらに向かっているとのことで、久しぶりの雨となっております。近頃は長袖に衣替えしたかと思ったら夏日になってまた半袖を引っ張り出して、雨が降って上着を着て…、と、着る服に困ってしまう陽気です、 さて、先日は二ヵ月に一度の定期受診の付き添いをさせていただきました。施設にお住いのゆっくりとですが、ご自身で歩かれる男性です。 お迎えにあがるとだいたいロビーの椅子に座ってお待ちなのですが、この日は珍しくいらっしゃいませんでした。受付にお声掛けをするとほどなくして降りていらっしゃり、病院の来院時刻と出発時刻を間違えていたとのことでした。まあ、そんなこともありますね。 「慌てて出てきたもんだからお財布忘れちゃいました。」とおっしゃり、何も入っていないトートバッグをもって笑っていらっしゃいました。私もおかしくて「立て替えるので大丈夫ですよ~」と笑ってしまいました。 この日は土砂降りでしたが、施設も病院も車止めにしっかりとした屋根があるので濡れずに済みました。受付を済ませ検査に移ると、この日は珍しく待つことなく採血と採尿を済ませることができ


おためし
我が家の銀木犀が盛大に咲き誇っております。甘い香りが秋を感じさせてくれますね。街のあちこちでも姿は見えずとも金木犀の香りが漂ってきますね。お散歩が楽しい季節です。 さて、先日は近所のクリニックへ受診される方のお手伝いをさせていただきました。ケアマネージャーさんからのご依頼です。クリニックが近い為、今まではケアマネージャーさんが一緒に歩いたり、しんどい時は車椅子を押したりして移動していたそうなのですが、近いと言えども雨の日は大変ですし、そもそもケアマネージャーさんの負担としては大きすぎるということから、福祉タクシーのご利用となりました。 お迎えにあがるとケアマネージャーさんが、「タクシーさんいらっしゃいましたよ~。行きますよ~。」と声が聞こえます。帽子をかぶって出発です。数段の階段もありますが、柱に手をつきながらゆっくり降りて、車までは杖を使わずにゆっくりと歩きます。私は近くに寄り添ってご案内しました。途中帰り用の車椅子が目に入り、今すぐに乗せられると思ったのか、「いらん。」とシンプルな発言がありました。ケアマネージャーさんが「今は乗らんで


103歳
103歳 朝の気温がぐっと下がりましたね。私のユニフォームもいよいよ長袖シャツに衣替えしました。 さて、先日は「転倒された」という方の受診のお手伝いをさせていただきました。右大腿骨辺りに痛みの訴えがあるとのことで、念のためストレッチャーでの移動をご希望とのこと、翌日の朝いちばんのお迎えとなりました。 お迎えにあがるとベッドに横になっていらっしゃいましたが、ご家族様と車までの導線を打ち合わせをしていると、ベッドわきに腰を掛けていらっしゃいました。しばらく検討しているとゆっくりと腰を上げて立ち上がろうとしております。ご家族様が慌てて「待って!座ってて!」と声をかけます。身体は弱っていても気持ちがお元気とのことで、ご家族様はどうしたものかと困っていらっしゃいました。御年103歳です。 結局ベッドのあるお部屋の掃き出し窓のそばにストレッチャーを準備して、そこまで両脇を抱えて降りていただくことになりました。ご家族様と私で両脇を抱えて、ベッドから立ち上がっていただき、一歩、一歩、ゆっくりと歩きます。二段の段差は私がわきの下から抱えるようにして


転倒して受診
どこまでも高く澄んだ空色に、高い雲と低い雲。ゆっくりと横切る飛行機。黄色く実った稲穂の間に赤と白の彼岸花。なんとも気持ちの良い秋晴れの日が続いております。 さて、先日は転倒されたという方の受診の付き添いをさせていただきました。長期入院中の方で、転倒してしばらくは外傷も無く痛みやめまい嘔吐などの訴えも無く過ごされていたのですが、二日後に倦怠感と食欲不振の訴えが出始めた為、念のため検査をすることとなったそうです。 お迎えにあがると看護師さんと一緒に降りていらっしゃいました。初めてお会いする方で、早速ご挨拶をさせていただきましたが、やはりあまり元気がありません。書類をお預かりして出発です。車内でもあまりお話はせずに10分余りで到着しました。 私がご本人様にいろいろと伺いながら問診票に記入します。その日は患者さんが多く随分と待ちました。長い待ち時間の間は「長いわね…。だんだん人が減ってきた…。」などと言いながら、少しずつお話をしてくださるようになり、最終的には若かった頃の話や子育てのこと、仕事のことなど次から次へ話してくださいました。人にはそ


シルバーウィークの一時帰宅
気持ちの良い秋晴れの日が続いております。彼岸花があちこちで咲き始めましたね。 さて、シルバーウィークの一時帰宅のお手伝いをさせていただきました。緩和ケア病棟にご入院されているご高齢の女性です。お迎えにあがるとご家族の方々が大勢でお待ちでした。リクライニング式の車椅子をベッドサイドに寄せると、看護師さんに少し支えてもらいながらご自身で立って移乗することができました。しかし眠たいのか薬が効いているのか、少しもうろうとしたご様子です。PCAポンプ(持続的に鎮痛剤を投与する器具)を使用されており、重篤さがうかがえます。休日ですので、時間外出入り口から出発です。ご家族様はどなたも同乗せずお独りでの移動となりました。移動中は正面を向き時々目を閉じていらっしゃいました。ほどなくして到着するとご家族様も到着されており、ご自宅用の車椅子に乗り換えます。玄関の中よりも外の方が広かったため、外で乗り換えることとなりました。私が前から身体を支え、ご家族様に車椅子を入れ替えていただきました。 家の中に入るとお孫様やひ孫様と思われる年代の、たくさんのご家族様がお待ち


聴覚障害のある方
九月も半ばを過ぎ、だいぶ過ごしやすい季節となりました。このまま砂漠になってしまうのではないかと思わせた、あの夏の暑さを想うと天国のようです。 さて、先日は聴覚に障害のある方の受診の付き添いをさせていただきました。施設にお住いの方でしっかり歩行のできる方です。 お迎えにあがると施設の玄関の外の柱にもたれてお待ちでした。大きな声でご挨拶をさせていただきましたが、補聴器ではなく集音機を使用されており、まずまず聴こえていらっしゃるご様子で、ご自身の声の大きさも調整できていらっしゃいました。私は手話ができないので、いざとなったら筆談するしかないかな、と思ってノートとペンを用意しておりましたが、その必要はない様子で安心しました。 足腰は丈夫でいらっしゃるので、横の扉からご乗車いただきました。出発するといろいろとお話してくださいました。さすがに運転席と後ろの席では聴こえにくいので、大きな声で話しました。若いころは日常的にかなりの量のお酒と煙草を摂取しており、飲酒運転で運転免許を取り消しになり、相当な罰金を払ったとのことでした。「でも捕まってよかった


視覚障害のある方
9月に入ってだいぶ気温が下がり、過ごしやすくなりましたね。このまま秋になると良いのですが…。 さて、先日は視覚障害のある方の受診の付き添いをさせていただきました。 ケアマネジャーさんからご紹介をいただいた方で一人暮らしの男性です。 初めての方でしたので、当日は少し早めにご自宅へ伺ったのですが、ケアマネージャーさんも早めに来て送り出しの手伝いをしてくださいました。 呼び鈴を鳴らすと、既に玄関にいらっしゃり、早速ご挨拶をさせていただくと、笑顔で返してくださいました。まず靴がきちんと履けていなかったので、しっかりと履いていただき出発です。視覚障害はありますが、障害者認定を受けていないので手帳、白杖もないとの事でした。通常は肩や上腕を持っていただき先導することが多いのですが、前から腕を支えてリードした方が良いとのことで、車までの間に階段が数段ありましたので、お声掛けをしながら一歩一歩進みます。 横の扉から乗車していただきますが、車椅子の方の隣に位置する後方の座席よりも、扉から近い補助席の方が座りやすそうでしたので、そちらに座っていただきました。...


100歳のお祝い
9月に入り朝晩がほんの少し涼しくなってきた気がします。この頃ようやく朝顔が咲き始めましたよ。朝顔ってもう少し早く咲いていた気がしますが、どういう訳でしょう...。 さて、先日は100歳のお祝いをされるということで、一時帰宅のお手伝いをさせていただきました。施設にお住いで随分長くご利用いただいている方です。普段から一時帰宅でご利用いただいておりますが、その日は滞在時間も少し長めの設定となっておりました。 施設にお迎えにあがると娘様ご夫婦がいらっしゃいました。娘様が居室までお迎えに行き、車椅子で一緒に玄関までこられました。施設のスタッフの方にも「いってらっしゃ~い」と見送られ、後部スロープよりご乗車いただき出発です。車内では娘様がお隣に乗られ、「今日はね、○○さんも来るよ、◇◇さんも来るよ。」と耳元でお話をされ、ご本人様は小さくうなずいていらっしゃいました。 ご自宅に着くと親せきの方がお迎えで、「おばあちゃんこんにちは~」と、とても嬉しそうです。ご本人様は大きな反応はありませんでしたが、玄関までご案内し一旦離れます。 ...


アパートの二階
八月も終盤を迎え学校も始まりましたね。先日かなり久しぶりに雨が降りましたが、相変わらず暑い日々が続いております。 さて、先日はアパートの二階にお住いの方のお手伝いをさせていただきました。お独り暮らしの男性で、今までは息子様が同行されていたそうなのですが、お仕事の都合でなかなか付き添いできなくなってしまったとのことでした。 お迎えにあがるとベッドに座り、高校野球を観ていらっしゃいました。「よろしくお願いします。」とお互いに挨拶を交わし、玄関に車椅子が折りたたんで置いてありましたので、まずは階段の下におろします。初めてお会いする方でしたので、どの程度歩くことができるかがわからないので少し不安でしたが、お部屋から玄関までは伝い歩きでリズムよく歩くことができました。一度玄関の小さな椅子に腰を掛け靴を履き、玄関を出て外の通路の手すりを両手で持って歩きます。そしてかなり傾斜のある階段を降りますが、ここはゆっくりゆっくり。私は一段先を降りて、いつでも抱き留められるように構えながら進みます。ゆっくりゆっくり、しかしふらつくこともなくしっかりと下ることがで

