お通夜
- 坂田大輔
- 6月27日
- 読了時間: 3分
梅雨は明けたのでしょうか。ものすごい雨の後、真夏の暑さがやってきました。もう少し涼しい日々を過ごしたかったのですが...。
さて、先日はお通夜のお手伝いをさせていただきました。普段は郵便局と散髪の送迎をさせていただいているのですが、ある日の午前に「今日は空いていますか?」と電話がありました。今回も郵便局かなと思いながら話していると、「不幸があったので、今日の夕方お通夜になるかもしれない」とのことでした。まだスケジュールが出ていないので、決まったらまた連絡をいただけるとのことでしたが、その日の夕方は仕事が入っており、即答できませんでした。時間帯によっては自分が対応できるように調整をして、難しそうであれば他の業者さんにお願いすることにして連絡を待ちました。程なくして、まだ予定は立たないけれど、お金がいるので郵便局に行きたいと連絡がありました。その日はいくつか予定が入っており、対応できる隙間は「今から」しかなかったので、すぐに郵便局に行くことにしました。
郵便局に行きながら少しお話を伺うと、実のお姉様が亡くなったとのことでした。他に兄弟もいらっしゃいますが、ご自身が片側麻痺で身体の自由が利かないため、式に出席することも長時間は難しいとのことで、お別れだけをして、式の前には退席するつもりとのことでした。お金をおろして、家に戻った時点でまだ予定は立っていなかった為、再度連絡をいただくことにして一度離れました。
しばらくして連絡があり、翌日の夕方にお通夜で翌々日に告別式となったため、翌日のお通夜の前にお参りすることになりました。
喪服を着るのが大変なので少し早めに来て手伝ってほしいとのことでしたが、既にスーツを着てネクタイまで締めて準備完了していました。「ばっちりですね」とお話をして、
出発です。少しだけネクタイが曲がっていたので整えさせていただきました。普段は杖歩行で、横から補助席に乗車するのですが、今日は式場内では移動距離があり、杖歩行では負担が大きいであろうということで、車椅子をご利用いただきました。
お通夜の開始時刻より20分くらい早く会場に着くと、ご親戚の方が何名かいらっしゃり、 淡々と挨拶をされ、祭壇へ向かいました。お姉様と対面し、甥御さんが近況と最期の状況をお話されておりました。ご本人様はご自身の身体が不自由で何もできなかったという気持ちを、話していらっしゃいました。皆さま納得したうえでの大往生だった様で、しんみりとした中でも、悲しみの涙を流すようなことはありませんでした。
お線香をあげた後に軽く親戚の皆様と言葉を交わし、少しずつ参列者が集まってくる頃に
式場を後にしました。
自宅へ着きベッドに腰を掛けて、「いやあ、これでよかった。安心した。ありがとうね。」とひと段落です。何度もご利用いただいている方でしたので、私が対応させていただくことができてよかったです。
ご本人様は末っ子だそうですが、今回亡くなられたお姉様も含め兄弟みんなが育った昔からの実家に独りで住んでいらっしゃいます。「○○様(ご本人様)がご実家を守っていらっしゃるんですね。」と言うと「はは、まあな」と苦笑いでした。これからも住み慣れた実家で、のんびりマイペースで過ごしたいですね。
ありがとうございました。
写真は前原の田んぼからの可也山です。概ね田植えも済んできたようです。おいしいお米がたくさんできますように!

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