コルセットは大事
- 坂田大輔

- 11月14日
- 読了時間: 3分
11月も半ばに差し掛かり気づけば年末が見えてきました。ついこの前まで暑い暑いと汗をぬぐっていたような気がしますが…。
さて、先日は整形受診をされる方の付き添いをさせていただきました。施設にお住いの男性で、以前一度お会いしたことのある方です。その時はご自身でゆっくりと歩かれていたのですが、圧迫骨折をしていたことが判明し、コルセットを装着しているとケアマネージャーさんからお伺いしておりました。
お迎えにあがると今回は車椅子でスタッフの方と一緒にいらっしゃいました。お話を伺うと、数日前まではご自身で動かれていたのですが、痛みが無いのでご自身の判断でコルセットを外して過ごされていたとのことでした。しかしすぐに痛みがぶり返してしまい、しばらくベッドでお休みして多少痛みが落ち着いてきたのですが、歩くことはままならないので車椅子を利用しているとのことでした。
スロープを利用して車の後ろから車椅子のままご乗車いただきます。出発して具合を伺うと「よくないんですよ。どうしてこんなことになったんだか…」と悔しそうにおっしゃいます。
病院について私が受付をします。まずはレントゲンです。座っている分には痛みはないようですが、動くと痛みがでるようで、撮影するための台に横になる時には「あたたたた…」と顔をしかめていらっしゃいました。その後先生の診察です。経過は良好ですが、今回のいきさつを聴くと苦笑いを浮かべながら、3ヶ月くらいはコルセットを付けて安静にする必要があるということをおっしゃっておりました。
帰る前にお手洗いに行かれました。車いす用のトイレにて手すりをつかみ、ご自身で立つことができましたが、つかまったままズボンとパンツを降ろすことが難しく、お手伝いをさせていただきました。
帰りながら車内にて、「う~ん、どうしてこんなことになったんだか…。」とまだ悔しそうです。そして以前は奥様のほうが歩行がおぼつかなかったのですが、「女房の方が元気になりましたよ。」とおっしゃいます。なんとも不甲斐ない想いでしょう。そのうえで「今から昔よく通った施術院に行きたい」とのご希望がありましたが、「今の病院で治療中なので先ほどお会いした先生にお任せしましょう。」ということと、「コルセットは窮屈で煩わしいかもしれませんが、時間がお薬なので、もう少し辛抱して様子を見ましょう。」ということをお伝えして、当日の施術院行きは丁重にお断りをさせていただきました。
しかし経過が良好でよかったですね。腰の痛みは本当にしんどいことと思いますが、頑張って治してまた歩けるようになるといいですね。
ありがとうございました。
写真は二丈の田んぼです。背振の山々もきれいですね。






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