

郵便局へ
あちこちの木々がきれいに色づいております。11月も終盤を迎えいよいよ年末に突入ですね。 さて、先日は郵便局へお金をおろしに行きたいという方のお手伝いをさせていただきました。1年ほど前からご利用いただいている方で、片側に麻痺がありますが杖歩行をされる、独り暮らしの男性です。 普段お迎えにあがると、だいたい準備万端でベッドの端に座ってお待ちなのですが、その日は私が遅くなったわけではないのですが、既に玄関から出てこようとしておりました。鞄をお預かりして、隣についてゆっくりと歩きます。玄関ギリギリに車を近づけているので、10歩も歩きません。ステップにあがり、お尻を先に座席に乗せます。動きにくい方の脚を私が持ち上げて、まっすぐに座っていただきます。シートベルトを締めて出発です。 おおよそひと月ごとに行かれていたのですが、今回は2ヶ月空いたので体調を崩してご入院でもされたのかと心配しておりました。「今回は少し久しぶりですね」と聴くと「そうね。」「お変わりないですか?」に「うん。」と最小限の言葉が返ってきました。どうやら心配することはなかったようで


お墓参り
いよいよ冬の寒さがやってきました。我が家でもストーブに火が入りましたよ。週末は少し暖かくなるみたいで、少しほっとしています。 さて、先日は新しくお墓を建てたということで、お参りに行きたいという方のお手伝いをさせていただきました。施設にお住いで車椅子をご利用されているご主人様です。 一度一時帰宅でご利用いただいている方で、今回もはじめはご自宅でゆっくりされる予定でしたが、訪問サービスとの兼ね合いで、なかなか時間が取れずに、ご自宅はほんの少しの立ち寄りとなりました。 お迎えにあがると娘様お二人と三人でいらっしゃり、「よろしくお願いします。」とお元気にご挨拶をいただきました。娘様も久しぶりに会われたご様子で、車内での会話も弾みます。まずはご自宅へ奥様をお迎えに行きます。 到着すると奥様がニコニコ笑顔でお迎えです。「ほれみて、これ全部切ったとよ。」と庭木を指さします。せっかくなのでご主人様に車いすのまま車から降りていただいて、お庭をご覧いただきました。奥様が「これ、トラックが何台も来て持っていったとよ。」とおっしゃいます。ご主人様も「ほ~


コルセットは大事
11月も半ばに差し掛かり気づけば年末が見えてきました。ついこの前まで暑い暑いと汗をぬぐっていたような気がしますが…。 さて、先日は整形受診をされる方の付き添いをさせていただきました。施設にお住いの男性で、以前一度お会いしたことのある方です。その時はご自身でゆっくりと歩かれていたのですが、圧迫骨折をしていたことが判明し、コルセットを装着しているとケアマネージャーさんからお伺いしておりました。 お迎えにあがると今回は車椅子でスタッフの方と一緒にいらっしゃいました。お話を伺うと、数日前まではご自身で動かれていたのですが、痛みが無いのでご自身の判断でコルセットを外して過ごされていたとのことでした。しかしすぐに痛みがぶり返してしまい、しばらくベッドでお休みして多少痛みが落ち着いてきたのですが、歩くことはままならないので車椅子を利用しているとのことでした。 スロープを利用して車の後ろから車椅子のままご乗車いただきます。出発して具合を伺うと「よくないんですよ。どうしてこんなことになったんだか…」と悔しそうにおっしゃいます。 病院について私が受付


ストレッチャー乗り換え
11月に入りました。青く澄んだ空が天高く広がっております。陽射しは暖かく気持ちの良い秋晴れですね。 さて、先日はストレッチャーでの受診をされる方のお手伝いをさせていただきました。長期入院をされている方の他科受診です。 お迎えにあがると娘様と病室にてお待ちでした。ご本人様は高齢の女性で身体はまっすぐに伸びており、手にはミトンがはめられた状態です。ストレッチャーをベッドの近くに寄せ、病棟の看護師さんが二人がかりで慣れた様子で移乗されました。ブランケットをかけ、少し涙が出ていたので娘様が優しく拭いてさしあげます。その後スロープから乗車し、出発です。 車内では娘様が「今から違う病院に行くよ」と声をかけていらっしゃいましたが、特にお返事を聴くことはできませんでした。 ご家族様が事前に病院のストレッチャーへの移乗が必要であることをお願いしていたので、病院に着いて案内の方にその旨を話すと、看護師さんがストレッチャーをもって玄関まで来てくださいました。布担架を敷いておりましたので、今度は看護師さんと案内の係りの方と私と3人で移乗しました。 ..


