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家が一番

  • 執筆者の写真: 坂田大輔
    坂田大輔
  • 1月16日
  • 読了時間: 3分

天高く青い青い空がどこまでも広がっております。ピリッと引き締まった空気が気持ちいいですね。先日は雪の予報が出ていたのでようやく冬タイヤに替えましたが、糸島ではほとんど降りませんでした。すぐに暖かな陽気になりましたので、普通タイヤに戻しました。

 

さて、先日は「腰が痛い!」という方の受診の送迎をさせていただきました。「今日受診したい」とのご連絡をいただき、最速で当日午後からの受診となりました。連休前に痛めてしまい、様子を見ていたようなのですが、どうしても痛いとのことで連休明けの受診となったそうです。以前何度かお手伝いをさせていただいた方なのですが、自営業をされている息子様と二人でお住いの高齢の女性で、認知症を患っており家族以外はコミュニケーションをとることがなかなか難しい状態です。

 

お電話ではベッドから足を降ろせないとおっしゃっておりましたので、布担架での移乗とリクライニング車椅子での移動を考えておりましたが、お迎えにあがると玄関の椅子に腰を掛けてお待ちでした。痛いながらもどうにか玄関まで来ることができたとのことで、普通の車椅子で移動することになりました。それでも車椅子に移る際は「いたたた!」と声が出てしまいました。

 

病院までお送りした時点で息子様とお話したところ、かなり痛がっていらっしゃるのでご入院になる可能性が高いとのことでした。結果が決まったらご連絡をいただくことにして私はここで一旦離れます。

 

当日病院は連休明けということもあってか、かなり込み合っており随分と時間がかかったようです。病院に様子を伺いに行くと、丁度診察が終わり息子様と病院の係りの方が今後のことを話しているところでした。ご自宅に帰ったとしてもご本人様に痛みがある為デイサービスに行くことができません。息子様の介護負担が増えて、仕事や私生活にかなりの支障をきたまうとのことです。どうにかどこかで診ていただきたいという希望だったようなのですが、受診した病院にはベッドの空きがなく、他の病院や施設のショートステイを探してもらうこととなり、「もうしばらく時間がかかりそう」とのことでした。

 

その後随分と経ってようやく連絡がありましたが、結局受け入れ先がなく、とりあえずその日はご自宅に帰ることになったとのことでした。息子様は困ってしまいましたが、しかたがありません。

 

帰りの道中では聞き取りにくい言葉を何度かおっしゃっておりましたが、その中で「やおいかん!やおいかん!」(容易にはいかない・たいへんだ・痛くてたまらん)とだけ聞き取ることができました。「ごめんなさいね、もう着きますからね。」と言いながら、自宅を目指してできるだけ揺れないように車を走らせることしかできません。

 

ご自宅に到着すると、別の住居にお住いの娘様がいらっしゃり、迎えてくださいました。痛みがありながらもベッドへ移乗していただき、横になったときに何かおっしゃいましたが、私は聞き取れませんでした。すると娘様が「もうどこにも行かないと言っています。」と教えてくださいました。やっぱり家のベッドが一番ですよね。長時間の病院も大変だったこととでしょう。ご本人様も息子様も大変ですが、早く穏やかな日々が戻るといいですね。

ありがとうございました。

 

写真は冬晴れの船越漁港です。



 
 
 

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