雨が降る前に
- 坂田大輔

- 10月24日
- 読了時間: 2分
ついこの前まで真夏日だったのに、今日は11月並みの気温だそうです。10月はどこへ行ってしまったのでしょうか?
さて、先日はフルリクライニング車椅子でご退院される方のお手伝いをさせていただきました。数日前からご予約をいただいておりましたが、ご自宅の前の道路から玄関までの段差があり、更に家の中が狭くてベッドまで行けるかどうかわからないとの情報がありました。その時に丁度少し時間がありましたので、当日困ったことにならないように、外見だけでも事前に確認させていただくことにしました。玄関前にガタガタとした部分といくつかの段差がありましたが、どうにか大丈夫そうです。
午後のご退院で、その日は朝からどんよりとした曇り空ですっきりしないお天気でした。もし雨が降ると濡れる上に滑る危険もあるので、少し早めにお迎えにあがるとご退院前の最後のチェックと説明がなされておりました。ご本人様を看護師さんとリクライニング車椅子に移乗して出発です。
外へ出ると今にも降り出しそうな空模様です。真っ黒い雲が迫ってきます。急ぎたい気持ちをググっとこらえ、いつもよりも安全運転で向かいます。幸いすぐ近くのご自宅でしたので、雨が落ちる前に到着。段差を慎重にかわし、ご自宅内へ。リクライニング車椅子の背もたれを少し立てさせていただき、やや狭い廊下を抜けてベッドサイドに到着することができました。ご家族様のお手伝いをいただき、ご自宅のベッドに移ることができました。
精算のため車に戻るとポツリポツリとやはり落ちてきました。丁度訪問看護の方もお見えになり、「雨が降る前に到着できてよかったですね~」と一安心。ご家族様と胸をなでおろし、ご精算とご挨拶を終えて車に戻ると、どさー!っとバケツをひっくり返したような雨が降ってきました。
間一髪降られずによかったです。
ご本人様はだいぶ重篤な方とのことでした。ご自宅でゆっくりとお過ごしくださいね。
ありがとうございました。
写真は平原のコスモスと。
今年もきれいに咲いておりました。






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