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緩和ケアからの一時帰宅

  • 執筆者の写真: 坂田大輔
    坂田大輔
  • 9月19日
  • 読了時間: 3分

 雨が降ったりやんだり、ようやく涼しくなる気配がありますね。しかし雨の降り方が極端ですね。前が見えなくなるような降り方は本当に怖いです。

 

さて、先日は緩和ケア病棟からの一時帰宅のお手伝いをさせていただきました。数日前に病院のスタッフの方からご相談をいただき、リクライニング車椅子でご自宅へ帰り、ベッドに移らず車椅子のまま過ごしたいとのことでした。病院のリクライニング車椅子ですので、がっちりとした重たいタイプのものです。早速ご自宅の様子を拝見しに行きましたが、当日はどなたもいらっしゃらず、外見のみ拝見させていただきました。道路から玄関まではガタガタとした緩やかな坂になっており、ご家族様の話によると、3~40センチの上がり框があるとのことでした。玄関までは大丈夫と判断しましたが、問題は上がり框です。スタッフの方の話によると、幸い若い男性のご家族様が数名いらっしゃるとのことでしたので、ご本人様には担架で一旦室内に入っていただいたのちに、車椅子を搬入し車椅子に戻っていただこうと考えておりました。

 

当日お迎えにあがると、娘様が一緒にお待ちでした。娘様曰くその日はお母様であるご本人様は、あまり状態が良くないようで少しもうろうとされており、娘様の話しかけにも応じることができない状態でした。道中も少し気分が悪くなったようで、いったん停車をして、リクライニングを調整するなどして、ゆっくりとご自宅へ向かいました。

 

到着すると事前に伺っていた通り、ご主人様をはじめ男性の方がお迎えにいらしており一ひとまず安心しました。後部スロープから降車し玄関に向かっていると、ご主人様が「これ作ったばい!」と見せてくださったのが、上がり框にきっちりと納まった手作りのスロープでした。完璧な出来栄えのスロープを利用して何の問題も無く室内へ入ることができました。ここで私は一旦離れます。

 

数時間後お迎えにあがると到着した時よりもご家族様が数名増えており、にぎやかな状況でした。ご本人様も先ほどとは打って変わって穏やかな笑顔を見せてくださいました。「またお見舞いに行くけんね。」と、たくさんのご家族様に見送られ、娘様と再び病院へ戻ります。

 

帰り道は具合が悪くなることも無く、無事に病棟までお送りすることができました。スタッフの方とご本人様をベッドに移して終了です。

 

自宅でご家族様と過ごすひと時は何よりも嬉しい時間ですね。ご家族様に素敵な笑顔を見せることができて本当に良かったです。私も元気をいただきました。

ありがとうございました。

 

写真は加布里漁港からの可也山です。頭に雲の帽子をかぶっていらっしゃいました。


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