自宅の整理
- 坂田大輔
- 5月30日
- 読了時間: 3分
暑くもなく寒くもないさわやかな日が続いております。こんな気候がもうしばらく続くといいなあと思います。
さて、先日は長期入院をされている方の一時帰宅のお手伝いをさせていただきました。随分前に病院のスタッフの方からご依頼をいただいており、お迎えにあがるとそのスタッフの方がすぐにいらっしゃいました。その後、ご本人様が車椅子で別のスタッフの方と降りてこられ、スタッフさんはお二人とも同行されるということで、皆さまご乗車いただき出発です。
事情により2年半もの間ご自宅に帰ることができなかったために、ご自宅にあるものを改めてご自身の眼で見て、必要なものと必要のないものを分ける作業をしに行くとのことでした。更にすぐに必要なものは今回病院に持っていくとのことです。
高速道路を利用して移動します。道中はスタッフの方とにこやかに談笑しながら、30分余りでご本人様が独り暮らしをされていた団地に到着しました。
司法書士の方(後見人の方と思われます。)も合流し、早速皆さまでお部屋に入られます。スタッフの方が2名もいらっしゃるので私は車で待機となりました。
一時間弱が経過し、皆さまいくつかの荷物をもって降りてこられました。車椅子に乗ったご本人様の膝の上にはなんと小動物が!と思いきや、小動物の口にクリップの付いた顔つきの毛皮のマフラーでした。まるでかわいいペットのように大事そうに抱いていらっしゃいました。「かわいい子が来ましたね。」とお声掛けすると、「かわいいやろ~。」とほっぺたにすりすりしていらっしゃいました。
帰りの道中ではスタッフの方々が、家の中の様子をいろいろと話されておりましたが、かなりきれいにされていたようで、カビひとつなくピカピカの状態だったとのことでした。スタッフの方が「○○さんはいっつも何でもきちっとされていたんでしょうね~。」と話すと「う~んまあね~。」と嬉しそうに照れ笑いで応えておりました。
無事に到着しお別れです。「またお会いしましょうね。」とお声掛けをすると、「ありがとうございました」と笑顔を見せてくださいました。
どうやらその部屋に戻って独りで生活をすることは難しくなってしまったということで、落ち着いたら引き払う予定だそうです。今回の訪室を踏まえて、もう一度整理をしに行く必要があるとのことですので、次回もお手伝いをさせていただけると嬉しいです。
それまでお元気に過ごしてくださいね。
ありがとうございました。
写真は三週連続の麦畑。
井田からの可也山と火山など志摩の山々です。
雲ひとつない青空でした。麦も収穫が進み、次は田植えですね。

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