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急なご退院

  • 執筆者の写真: 坂田大輔
    坂田大輔
  • 5月22日
  • 読了時間: 2分

初夏の暑さが続きましたが今週の後半は雨模様ですね。このまま梅雨に入るのでしょうか…。

 

さて、先日はご退院のお手伝いをさせていただきました。長期でご入院されている方で、随分以前からふた月に一度の他科受診でご利用いただいている方です。はじめは通常の車椅子でしたが、だんだんと全身の拘縮が進んでしまい、現在はリクライニング車椅子を利用されている男性です。ある日の夕方に奥様からお電話があり、「明日退院が決まった。」とおっしゃいます。急なご連絡で困惑しましたが、ひと月前ぐらいに状態が急変して、ご入院中の病院から他の病院に救急搬送されていたとのことで、そのことは存じ上げませんでした。

 

明日の午前中…。その日に限ってかなりいっぱいいっぱいにご予約をいただいておりましたが、運のいいことにどうにかご希望の時間だけピンポイントでご対応することができそうです。

 

お迎えにあがる少し前に奥様から「間に合いそうです」とわざわざご連絡をいただきました。奥様は以前近くにお住まいでしたが、諸々の事情でやや遠方に引越しをされ、その日は随分と朝早く出発しなければ間に合わないとのことで大変だったそうです。

 

ご主人様はすっかり良くなられたようで、今までと変わらず飄々としていらっしゃいました。普段は既に病院のリクライニング車椅子に乗った状態で、看護師さんから引き継がれるので、ベッドからの移乗には関与しておりませんでしたが、今回はご退院なので、大すけのリクライニング車椅子をご用意して、看護師さんと一緒に布担架を利用して移っていただきました。リクライニング車椅子に移りましたが、股関節がかなり拘縮してしまい、ズルズルと足の方へ身体が落ちてきてしまうような状態でしたので、水平に近い状態まで背もたれを倒しての移動となりました。全長が長くなり普通のエレベーターには乗れないので、ベッドの載る大きなエレベーターで一階まで降ります。

 

車両後部のスロープを利用してご乗車いただき、元にいた病院へ戻ります。帰りながら「よかったね、戻れて。」と奥様が声をかけます。「うん。」とだけ帰ってきました。お互いにいろいろと思うところがあるのでしょう。それにしてもまずまず状態が戻ってよかったですね。二か月に一度の受診は予定通りとのことでした。それまで何事もありませんように。

ありがとうございました。

 

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