うどんを食べに
- 坂田大輔
- 7月18日
- 読了時間: 3分
本来ならば「そろそろ梅雨明けか」と言う頃ですが、夏真っ盛りの陽気となっております。しっかりと水分をとって熱中症にならないように気をつけましょう。今日は雨ですが。
さて、先日は外食の付き添いをさせていただきました。
長期入院中の方で、時々受診やお買い物でお手伝いをさせていただいている方なのですが、受診の際に「今度美容院で髪を染めた後に、お寿司を食べに行きたいんです。」というご相談をいただき、私のスケジュールとすり合わせて日程を仮で決めておりました。
数日後に病院のスタッフさんからご連絡をいただき、外食は構わないが、生ものを食べる事は禁止となっているので、お寿司は諦めてうどんを食べに行くことになったとの事でした。
お迎えにあがると、にっこり笑顔でスタッフの方と降りていらっしゃいました。美容院に向かう車内では髪を染めることが初めてであるという事や、あれこれと染める色を悩んだお話をしてくださいました。
美容院につくと、スタッフの方が笑顔で迎えてくださり、丁寧にお話を聞いてくださいました。お迎えの時間を決めた後に私はここで一旦離れます。
ご本人様が髪を染めている間に、うどん屋さんに行き、車椅子で食事ができることを確認しました。お店の方に事情を話すと、椅子を外してご利用くださいと親切にご案内くださいました。
美容院にお迎えにあがると、きれいな茶色に染まっていました。毎日白髪頭を鏡で見るのがとても嫌だったとのことで、とても喜んでいらっしゃいました。
美容院を出てうどん屋さんに移動しましたが、お昼休みの時間帯ということもあり、混んでいましたが2人でしたのですぐにご案内いただけました。ただ、空いているテーブルに車椅子でたどり着くには、通路の幅が少し狭かったので、食事中の方に一度立っていただき、通路を開けていただきました。皆様快くご協力いただき本当に助かりました。
ご本人様は以前何度か来たことがあるお店だったようで、とても嬉しそうです。メニューを眺めながら少し迷っていらっしゃいましたが、すぐにざる天うどんに決定しました。病院では食べられないお味でとてもおいしかったとのこと、ペロリと完食されました。最後に昼食後のお薬をすべて飲み込んだことを確認させていただきました。
病院に帰るとスタッフの方がロビーまでお迎えに来られ、「外食できてよかったですね~」とお声掛け。「また行きましょうね。」とお見送りしました。
お寿司を食べることができなかったのは残念でしたが、長期入院の単調な毎日から抜け出して、活気のあるお店でお食事をすることができたのは、本当に有意義な時間だったようです。ありがとうございました。
写真は深江漁港の入り口。雲が真夏ですね。

Comments