起き上がれない
- 坂田大輔

- 2025年12月19日
- 読了時間: 2分
起き上がれない
朝晩はグッと寒くなっておりますが、なんだか日中はそうでもない感じです。もう12月も後半に入りましたが、年末の感じがしませんね。今週末は恒例の白糸寒みそぎに参加させていただく予定ですが、今年は随分暖かい予報となっております。
さて、先日は急遽のご依頼でご入院のお手伝いをさせていただきました。当日の朝、はじめは受診をされる予定とのことで、病院のスタッフの方からご連絡をいただきました。お母様と二人暮らしの男性でがっちりした方なのですが、ベッドから身体を起こすことができないとのことで、ご依頼をいただきました。
お迎えにあがるとお母様が出ていらっしゃり、お部屋にあがると、着替えなどの準備は済んでいるのですが、ベッドに横たわっていらっしゃいました。お母様が無理やり起こそうとするのでご本人様が「やめとけやめとけ!腰痛めろうが!」と言って制止します。右腕に痛みがあるとのことで左腕で私の右腕を持っていただき、私は肩甲骨に手を回しゆっくりと起き上がっていただきました。ベッドサイドに座ることができればどうにか少しずつ動けそうとのことで、私が横で支えながら立ち上がり、そろりそろりと玄関まで歩きます。玄関の段差もご自身で降り、そこで車椅子に乗っていただきました。
お母様が大きなカバンを二つ用意されていたので、確認をすると息子様は、一週間前に重篤な骨の病気が発覚したとのことでした。急に体が動かなくなり、仮に受診をして家に戻ってきても生活することができないので入院するように手続きをしたとのことでした。お母様もご高齢なので、息子様の介護をするのは大変なことでしょう。
ご本人様ははじめ少し険しい表情でしたが、車に乗ってからは、しばらくお母さまとしか話していなかったせいか、堰を切ったようにいろいろとお話をしてくださいました。3年前に自営業を立ち上げ一生懸命に働き、手取りが3倍になったそうです。これからもガンガン働こうと思い、欲しかった高級車を買った矢先に病気が発覚。まだほとんど乗っていないとのことでした。
「まあ俺もここまでだったね…。」と寂しそうに笑っていらっしゃいました。病院にお送りし車椅子を乗り換え、受付までご案内してお別れです。「ありがとう。」と笑顔でおっしゃってくださいました。
どうにか復活できるといいですね。またお会いできたらいいなあと思っております。頑張りましょう。
ありがとうございました。
写真は泊からの可也山です。






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