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執筆者の写真坂田大輔

複雑な心境

コスモスがあちらこちらできれいに揺れております。

朝晩もだいぶ冷え込むようになり、秋も深まってきた様子ですね。


さて、先日は施設に入居されている方の受診のお手伝いをさせていただきました。

新型コロナウイルスの感染が懸念される中、各施設や病院では様々な対策がとられており、ほとんど家族との外出や面会ができない状況が続いております。

しかし医療的に必要がある場合は当然受診はしないといけません。不要不急の外出や面会はできませんが、受診同行であれば会って話したりご飯を食べたりしながら一緒に時間を過ごすことができるわけです。

大きな病院では、待ち~検査~待ち~診察~待ち~会計と長い時間を要するので大変なのですが、逆にいい方に考えればその間ずっと一緒に過ごすことができるということです。しかし、どこか身体によくないところがあるからこそ受診をしているのですからやっぱり心配です。今回の方は先週に引き続きの受診。前回の検査の結果、別の検査をしないといけないことが判明したそうです。そして今回の結果、更に別の検査が必要になり2週間後に受診しないといけないとのことです…。


これは複雑な心境ですね。 元気で受診する必要が無いに越したことは無いのですが、そんなことがなければゆっくり会えない訳ですから...。


今回はわりと早く受診が終わり、ご本人様もお疲れのご様子でしたのでさっと帰りましたが、以前は受診終了のご連絡をいただいてお迎えにあがると「あら、もう少しゆっくり来てもらっても良かったんですよ。こんな時しかゆっくり会えないので。」とおっしゃる方もいらっしゃいました。


施設や病院のスタッフの方々もいろいろと考えていらっしゃるようで、テレビ電話のようなものを用意したり、時間を区切ってガラス越しや別室で面会をしたり...。

一方施設によっては一時帰宅をすることができるところもあるようです。ご本人様の状態にもよるとは思いますが。


新型コロナウイルスの感染防止対策は陽性確認者数が減ってきつつある今、個人においても、施設、病院においても様々な考え方があり、制限を緩和する動きもありますが、何が正しいのかは誰にもわかりません。

それぞれの方法で対策をしながら、他人に嫌な思いをさせることなく、ただただ一刻も早く以前のようにマスクを外して人と会って話したり、出掛けたりすることができる日々が戻ってくる事を願います。


写真は青い空と白い雲と稲穂と可也山と。





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