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執筆者の写真坂田大輔

緩和ケアから一時帰宅

いよいよ気温も下がってまいりました。先日は福岡で初雪が観測されたそうですね。私は見ることができませんでしたが、娘が登校中にチラッと降ってきたと言って少し喜んでおりました。ケアサービス大すけは既にスタッドレスタイヤに付け替えておりますので、いつ降っても大丈夫です。


さて、先日は緩和ケア病棟からの一時帰宅のお手伝いをさせていただきました。


病棟にお迎えに上がると奥様と娘様がお待ちで、すっかり準備を整えられておりました。車椅子をベッドサイドに寄せると、どうにかご自身で移ることができましたが、PCAという、ボタンひとつで鎮痛剤を体内に入れることのできる装置を携帯されておりましたので、普段からかなりの痛みと戦っていらっしゃる方と思われました。看護師さんの外出中の注意事項の説明が終わり、出発です。娘様は別の車で移動し、奥様はタクシーに同乗されました。


車内では家族の近況などをぽつぽつとお話しされ、程なくして到着です。車を降りて玄関へ向かおうとすると「家には入らんでよか。」とおっしゃり、家の周りを一周見て回りたいとのことでした。男性のお孫さんがご自宅でお待ちでしたのでお孫さんが車椅子を押して、奥様、娘様と4人でゆっくりとお庭を散策しながら家を一周されました。この日は天気も良く、日中はそこそこ気温も上がったので過ごしやすく、のんびりとした時間となりました。

お庭にはきれいな花が咲き、野菜もたくさん育っておりました。娘様が大根を一本抜くと二股になっており、一同で大笑いです。そして丁度お庭の日当たりが良かったので、皆さまで写真を撮って差し上げました。


滞在時間はほんの数十分でしたが、時間がゆっくりと流れているような、穏やかなひとときでした。


お孫さんとはここでお別れして病院へ戻ります。帰りの道中では奥様が「また来ようね。」と話しかけておりました。


素敵な時間を共に過ごさせていただき、ありがとうございました。

ぜひまた帰りましょう。


写真は寒空の船越漁港です。


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