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執筆者の写真坂田大輔

急なご入院

先日の暖かさで庭のさくらんぼの花が一斉に咲きました。

そして気づけば2月ももうおしまいです。

早いですね。


さて先日は急なご入院のお手伝いをさせていただきました。

ある夜にご主人様が転倒されたとのお電話をいただきました。奥様との二人暮らしですが奥様がお出かけ中に、ベッドからしりもちをつくように転んでしまったとのことでした。ひどく痛がる様子はないけれど、一応診察を受けたいとおっしゃいます。

しかし翌日の午前中は予定がいっぱいで、午後一番にお迎えにうかがうこととさせていただきました。


当日お部屋でご挨拶をさせていただくと、いつも通りの笑顔でベッドに腰をかけていらっしゃいました。おっしゃる通りさほどひどい痛みは無いように見えました。普段は伝い歩きで勝手口の階段を降りて広いところまで歩き、車椅子に乗るのですが、歩いている途中で痛くなったり、足が出なくなってしまっては危険です。そこで、移動する前にある程度お身体の状態を把握させていただきたいと思い、一度私の腕につかまって立ち上がっていただきました。すると、やはりいつもよりも私の腕にぐっと重みがかかり、不安定であることがわかりました。


そのような訳で今回はベッドサイドで車椅子に乗っていただき、そのまま広い正面玄関から出発することにいたしました。長年お邪魔させていただいていたご自宅ですが、正面玄関を拝見したのは初めてでした。


奥様もお隣に乗車し、いざ出発です。

整形外科に到着し問診とレントゲン撮影と、長い待ち時間を経ていよいよ先生の診察です。


レントゲン写真を見ながら先生が開口一番


「あ~、◎◎さん、折れてますね~。」

「ほら、ここ...。」


と指をさして説明してくださいました。


入院治療が必要ですが、現在その病院が満床で入ることができない為、他の病院を探してくれるとのことでした。いくつか病院の名前をあげ希望順位を聞いてくださったので、奥様にざっとそれぞれの病院の特徴などをお話しして、希望順位を出したところ、第一希望の病院が受け入れてくれることになりました。


さあ、入院が決まりました。奥様は「デイサービスにキャンセルの電話を...、明日福祉用具の人が靴を持ってくる...、明日の歯医者さんも行かれんね...。」等々いろいろと気になっていらっしゃいましたが、奥様は携帯電話をお持ちでないので、私が代わりに連絡をさせていただきました。まず心配されていたケアマネージャーさんにご報告。奥様とも直接話していただき一安心。歯医者さんにも明日は行けない旨のご連絡。来れるようになってからでいいですよ。との事でしたのでその旨をお伝えして一安心。家に帰ってからでは遅くなりますし、奥様も入院の道具を揃えたりと、いろいろと大変ですからね。


書類をいただき会計を済ませて、紹介していただいた病院へ移動します。

きちんと連絡が入っているので、スムーズに受け入れていただけました。


ご本人様は入院はしたくなかったようですが、奥様が四六時中介護するのも大変です。無理してまた転倒してはもっと大変です。

しっかりと治療してリハビリして帰ってきてくださいね。

退院のご連絡を楽しみにお待ちしております。


写真は神在からの可也山。

水仙と一緒に。



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