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執筆者の写真坂田大輔

家族の時間

今日は小雪の舞う寒い1日になりました。

空気がぴしっと締まっていて気持ちが良かったです。


さて、先日は緩和ケア病棟にご入院されている方の、一時帰宅のお手伝いをさせていただきました。

お迎えに上がると娘様がお子さまと一緒に準備万端でお待ちでしたが、翌日の帰りの時間がまだ決まっていなかったので、相談されていらっしゃいました。おおよそ一泊して翌日の晩御飯に合わせて、夕方ぐらいに戻られる方が多いのですが、お母さまが晩御飯もご自宅で召し上がりたいとのことしたので、夜の8時のお迎えとなりました。


娘様とお孫さんと久しぶりのご自宅にもどられて一安心、ひとときですがご家族様だけの時間の始まりです。やっぱり自宅が一番落ち着きますよね。 ごゆっくりお過ごしください...。


そして翌日、夜の8時にお迎えに上がると、既に玄関の扉が開いており、楽しそうな声が聞こえてきました。 一時帰宅の帰りのお迎えは、なんとなくいつも複雑な気持ちになります。楽しかった時間の終わりを告げる役目になるからです。

お送りした時とはうってかわって賑やかな部屋。たくさんの若い娘様夫婦たちとその子どもたちが集まり、お母様を囲んで家族の時間を過ごしていらっしゃいました。

お母様も素敵な笑顔です。車椅子に移り玄関を出ると「お母さんまたねー!」と、皆さん手を振ってお見送りしてくださいました。


帰りながら車内で「よかったですね~。たくさん集まってくださって。」と声をかけると「娘たちがね~…。」と感慨深そうにおっしゃっておりました。


新型コロナウイルスの感染拡大の影響でご入院中の面会も思うようにはいかないかと思います。今回こうして自宅でたくさんのご家族様たちが一同に集まって、一緒にゆっくりとした時を過ごすことができて本当によかったですね。


また帰りましょう!

ありがとうございました。 写真は快晴の加布里漁港にて可也山を望む。 雲がありませんね。


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