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執筆者の写真坂田大輔

受診といろいろ

梅の花があちらこちらで咲いております。春はすぐ近くまで来ているようです。


さて、先日は重篤な病気をお持ちの方の、受診の付き添いをさせていただきました。

長期間のご入院をされていた方なのですが、いろいろな事情により一度ご自宅に帰られておりました。ご高齢のお父様が1階に、ご本人様が2階にお住いとのことでしたが、思うように身体が動かず介護認定も受けていらっしゃらなかったので、生活全般がままならないといった状態でした。


お迎えに上がるとご自身で準備を済まされており出発しますが、まず最大の難関である階段があります。脚になかなか力が入らず、私がぴったりと横で支えながら歩きます。階段の上まで来たら片手は手すりを持っていただき、もう片方のわきの下に私が潜り込み、一歩ずつ降りてゆきます。一度階段の途中に座って休憩をしました。だいぶ息があがっていたので、落ち着くまでしばらく休み、後半もゆっくりと降ります。階段の下に用意していた車椅子に座っていただいて一安心です。車椅子に乗ってしまえば後は私が操作しますので大丈夫です。道路までの段差を降りて出発です。


初めてお会いしたので、いろいろとお話を聴かせてくださいました。2年ほど前から患っていらっしゃり、大変だったとのことでした。入院している間にいろいろと手続きが滞ってしまい、行きたいところがたくさんあるとのことでした。


今回の受診は検査などはなく、先生との面談とお薬の処方のみでしたので、今後の治療方針を決めてすぐに終わりました。会計を済ませた後は、家の近所の薬局に処方箋をファックスして、病院は終了。それからお金をおろしにATMへ行ったのですが、なぜか暗証番号が合わずにおろすことができませんでした。帰る途中で別の金融機関のATMに寄り、今度はきちんとおろすことができました。「よかった~」と笑顔が見られました。


その後は近所の薬局でお薬を受け取り、役所で書類の申請です。混雑しておりましたが、係りの方が丁寧に教えてくださり、こちらもスムーズに受け取ることができました。最後はコンビニで飲食料や甘いものを少し購入してすべて終了です。


最後の難関はやはり階段。と思いきや、「昇りは大丈夫みたい」と、のしのしあがります。私は一段下から骨盤を支えながら一気に二階まで昇ることができました。ベッドまでたどり着き終了です。久しぶりの外出で疲れましたね。しかし、気になっていたことがいくつか済んだので安心されておりました。


購入したものやお薬などをベッドサイドに置き、更に「アソコにアレがあるはず」と、おっしゃるものを指示に従って揃えます。手に届くところに必要なものをそろえた後、「まだまだ行かなければいけないところがある」とのことで、次回の外出日程を調整して笑顔でお別れしました。


実質お独り暮らしなので本当に大変そうでしたが、どうにかこうにかサポートの方が入って成り立っているようです。早く介護認定がおりてサービスが始まるといいですね。


次回もよろしくお願いします。

ありがとうございました。

写真は福吉の海です。 松林の向こうに姫島が見えますね。


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