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ストレッチャーにて

  • 執筆者の写真: 坂田大輔
    坂田大輔
  • 2022年12月9日
  • 読了時間: 2分

いよいよ年末の気温となり、朝は車に真っ白い霜が降りております。


さて、先日は「今日、今から」のご依頼でストレッチャー対応をさせていただきました。普段ご自宅で寝たきりの生活をされている方で、様態が悪化したところ、大きな病院にご入院される手配がついたとのことでした。


午前中の搬送の後が空いていたので、すぐにお迎えに上がると、息子様がお待ちでした。まずご自宅のベッドから車までの導線を確認させていただいたのですが、玄関がかなり狭く、且つ、そこからの段差かなりありました。そこで広い場所にストレッチャーを置いて、息子様にお手伝いいただき、布担架で移動することにしました。息子様が有事の際の備えとして、狭い場所をおんぶして移動できる専用のベルトをお持ちでしたので、そちらを使おうかという話にもなったのですが、せっかく男性が二人いるので、布担架を使うことにしました。おんぶベルトの場合は一度ストレッチャーに座る必要がありますが、担架の場合はそのままの姿勢でストレッチャーに乗ることができるため、ご本人様の負担も軽減することができます。頭側と脚側をそれぞれ二人で抱え、狭い玄関は少し身体を曲げていただき、段差は脚のほうからゆっくりと降りました。


無事にストレッチャーに移ることができて一安心です。あとは病院までひた走るだけです。

息子様がお母様の額に手を添え「うん、大丈夫、大丈夫。」と声をかけます。息子様は別の車での移動でしたので、一旦分かれます。


出発しますが、ストレッチャーに横になっている場合は、路面の小さな段差も身体に響くので、極力速度を落として走行します。ゆっくり走っていると、あとから出発した息子様が後ろにぴったりとついてきました。2台でゆっくりと向かいます。


現地について車を降りると、息子様がすぐにいらっしゃり、ご本人様の額に手を当て、もう一度、「よしよし、大丈夫、大丈夫よ。」と声をかけます。

到着した旨を係りの方にお伝えすると、息子様は待合室で待機となり、ご本人様のみ一旦救急外来に通されました。そちらでスタッフの方と担架ごと病院のストレッチャーに移乗し、お別れです。


待合室の息子様にご挨拶をさせていただき、終了です。


今回は初めてのご依頼でしたので、詳しい事情は存じ上げませんが、息子様の優しい姿に心を打たれました。また自宅に帰ってくることができるといいですね。

ありがとうございました。


写真は高祖からの可也山です。 日向峠を越えてきたときにこの角度の可也山が迎えてくれます。

あ~帰ってきたなあ。と、安心させてくれます。


 
 
 

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