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執筆者の写真坂田大輔

もう命が短い

大きな台風が去って行きました。予想ほど大きな被害が出なかったようで一安心でしたね。

農業を営んでいる友人が台風対策で外したビニールハウスのビニールを再び張りなおしたいとの事で、お手伝いしてきました。


さて、先日は大きな病気をされている方の外出のお手伝いをさせていただきました。

その病気が見つかり1年ほど経過したのですが、体力が少しずつ落ちてきてしまい、いよいよ歩けなくなってしまったとの事でした。

なかなか治りにくい病気で入院して病気と闘うよりも、ご自宅で家族と一緒にゆっくりと最期の時間を過ごした方が良いだろう。との判断で自宅療養にしたそうです。


好きな人に会いたい。

好きなものを食べたい。

好きな場所でのんびりしたい。

残された時間を有意義に過ごしたい。


そのお手伝いをして欲しいとのお電話をいただきました。

その時にご本人様は「私の命はもう短いんです。」

とおっしゃいました。

私なりにできる限りのことをさせていただきたいと思います。

そして初めてお電話をいただいた時から私の事を「だいちゃん」と呼んでくださいます。初めから親しく思っていただきこんなに嬉しいことはありません。


今回は眼科、眼鏡屋さん、そしてその近くにあるなじみのお店に行くことになり、待ち時間にはご自身の若いころのお話や、お仕事の話、ご病気の話、今の想いなど冗談を飛ばしながらたくさんのお話を聴かせていただきました。

なじみのお店では久しぶりにお会いする方と、時折り涙ぐまれる場面もありながら、時間を忘れるほどたくさんのお話をされていらっしゃいました。


今回はかなり久しぶりの外出だったとのことで、しっかりお楽しみいただけたようで何よりです。お疲れにもなられたと思いますので、しっかり休んでいただき、またたくさんの人に会いに行きましょう。

ありがとうございました。これからよろしくお願いいたします。 写真は糸島の朝。



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