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  • 執筆者の写真坂田大輔

ご夫婦でお孫さんの結婚式へ

さあ12月ですね。いろいろとするべきことが増えてきて不思議です。特に年末だからという要件ではないことが多いのです。そして年末ならではの要件は毎年のようにあります。

いろいろ落ち着きませんが、勢いをもってどどーんと今年を締めたいと思っております。


さて、先日は結婚式へ出席される方のお手伝いをさせていただきました。

まず、施設にご入居されている車椅子の奥様をお迎えに行き、ご自宅にご主人様をお迎えに行き、お二人を結婚式場へご案内します。式場でケアマネージャーさんと合流し、親族控室へ。式中も見守りながら付き添わせていただき、終了後に施設へ戻るという行程でした。


随分以前からご依頼をいただいておりましたが、一週間前になってご主人様が「いったい自分はどうやって式場に行けばいいのか、車いすの妻はどうするのか、帰りはどうするのか…。」といろいろと心配になってこられたとのことでした。今回が初めてのご利用者様でしたので、事前にケアマネージャーさんが私を紹介し、顔を合わせて一通り段取りをお話ししたいとおっしゃるので、一度施設をお伺いすることとなりました。


施設にてご挨拶をさせていただくと、お二人ともにこやかに応えてくださいました。ケアマネージャーさんが二つ折りのきれいな紙に出発時刻をはじめすべての段取りをまとめて下さっており、ひとまずご安心いただけたようでよかったです。


さあ、結婚式当日。私も礼服を着込み、予定の時刻に施設に迎えに伺うと、ロビーに降りていらっしゃり素敵な黒いワンピース姿で、少し笑いながら最終チェックを受けていらっしゃいました。たくさんのフタッフさんに囲まれ、襟を直したり、持ち物の確認、車椅子をきれいに拭きあげている方もいらっしゃいました。

いざ出発です。


施設から20分ほど走り、ご自宅へ到着。奥様にとっては久しぶりのご自宅ですが、今回は家に上がるわけにはいきません。ご主人様もビシッとスーツを着て準備万端です。


今度はご自宅から40分ほど走っていよいよ結婚式場へ到着。ケアマネージャーさんが出迎えてくれました。降車してケアマネージャーさんと親族控室へ。私は指定の駐車場へ車を停めに行きます。その後控室で合流し、時間に少し余裕がありましたので、ご夫妻はしばし久しぶりのご家族様たちとご歓談です。ばっちり予定通りです。


さあいよいよ式が始まります。お二人ともいささか緊張気味。聞けば初孫に当たるそうで、喜びもひとしおでしょう。途中奥様は涙があふれる場面もあり、ご主人様がハンカチを差し出されている場面が印象的でした。ハンカチなのかマスクなのかわからなくなっているような具合で、両方使って涙を拭いていらっしゃいました。


式の後少しだけお孫さんに会うことができ、そこで、お二人からのお手紙を渡すことができました。お孫さんもさぞかし嬉しかったことでしょう。さらに、ケアマネージャーさんの計らいでビデオメッセージも撮ってあるということで、そのお手紙にQRコードがついておりかざせば観ることができるとのことでした。すごい時代ですねえ。

写真もたくさん撮り、ご主人様は披露宴へ出席し、奥様は施設へ戻ります。


道中「いい式でしたねえ。」などと軽く話しながら車を進め、もうあたりは真っ暗です。無事に施設へ到着しお別れです。


いやあ、よかったです。

結婚式のお仕事は嬉しいですね。私も幸せな気持ちにさせていただきました。

皆様末永くお元気で、そしてお幸せに。

またお会いしましょう。

ありがとうございました。


写真は朝の船越漁港。

この日もたくさん釣り人がいました。

結構波がありましたが何が釣れるのかな。




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