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執筆者の写真坂田大輔

60年!

更新日:2021年7月16日

梅雨も明けまして、いよいよ夏本番という空になりました。 だいぶ気温も上がってますので、たくさん水分を摂って熱中症にならないように気を付けましょう。


さて、先日は定期受診のお手伝いをさせていただきました。そして、帰りに散髪へ寄りたいとおっしゃるので引き続き付き添わせていただきました。

車椅子をご利用のご主人様が髪を切られるので、散髪用のシートに移るお手伝いをして、そのまま中で待たせていただく事になりました。ご自宅からはわりと距離のある床屋さんでしたが、奥様が床屋さんの近所の方が知り合いなので挨拶に行ってくるとのこと。少しお話を聴くと、その昔ご夫婦は若いころ二人ともこの辺りに勤めていらっしゃったそうです。その「近所の方」の玄関が床屋さんの窓から見る事ができて、床屋の奥様が、「あ、ほら丁度帰ってきたよ。」と教えてくださり、奥様は挨拶に行かれました。


散髪中にお店のご主人が「○○さん(ご利用者様)はもうここにもう60年も通われとるとよ。」とおっしゃいます。


は~?! 60年?!

「私がもう80やけんね。」(え~!全然80歳に見えません。) 「あの頃二十歳そこそこやったもん。」と続きます。


仕事場の近くの床屋さんで、当時からずっと通われていたということです。ふた月に一度ぐらいとの事なので1年に6回、60年で…360回か~…。


60年という響きがずっしり重く感じました。もちろん私はまだ生まれる前で、1960年代の糸島の風景とご利用者様ご夫婦、床屋さんのご夫婦が若かったころ、今いる床屋さんの建物がピカピカだった様子を想像して、感慨にふけてしまいました。 「昔は野球やったりして、よお動きよったけどね~。」と笑っておっしゃいます。

時は流れ、人は確実に歳をとるということが確認できました。 そして、私も元気なうちにできることをいろいろとやりたいなあと、つくづく思いました。 まだまだこれからもいつもの床屋さんに来ましょうね。 ありがとうございました。 写真は泉川のはまぼうと。

糸島市の花ですね。



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