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執筆者の写真坂田大輔

草むしり

麦の穂が金色に揺れています。5月ももうおしまいですね。


さて、先日は急な受診のお手伝いをさせていただきました。ケアマネージャーさんからご連絡をいただきお話を伺うと、つい先日ご退院のお手伝いをさせていただいた方でした。ご家族様が少し目を離したすきに、気づいたらサイドレールとテーブルを動かしたうえで、ベッドの下で横になっていらっしゃったとのことでした。娘様とお孫様がいらっしゃり、どうにかベッドへ戻っていただいたようですが、身体に触れると強い痛みの訴えがあるようで、受診することとなりました。


随分とご高齢とのことでしたが、前回ご退院されたときに「(家に)帰って草むしりばせないかん。」とおっしゃるほど活動的で、ご家族様が「それは心配せんでいいけん。もう少し元気になってからお願いします。」となだめていらっしゃったことを思い出しました。


お迎えに上がるとベッドの端に座ってお待ちでした。あまり身体に触れると痛みがあるご様子でしたので、お尻の下に布担架を敷いて、男性のお孫様と二人で左右から抱えてリクライニングの車椅子に移っていただくことにしました。ときどき表情がゆがむことはありますが、強く痛みを訴えるようなことはありません。きっと我慢していらっしゃることと思います。病院までの道中もできるだけガタガタと揺れないように細心の注意を払います。


病院に到着すると、既にケアマネージャーさんから連絡が入っており、スムーズにストレッチャーに移っていただくことができました。心配ですがあとはご家族様にお任せして、私はここでいったん離れることになります。


数時間後、ご家族様からご連絡をいただき、やはりご入院されるとのことでした。またしばらくご自宅のベッドとはお別れですね。


責任感が強く活動的な方なだけに、ご自身の身体が思うように動かないことで、たいそう歯がゆい思いをされていることでしょう。ゆっくり治してまた草むしりができるといいですね。


ありがとうございました。


写真は神在からの可也山です。

はまぼうがちらほら咲き始めたようです。



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