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  • 執筆者の写真坂田大輔

胃カメラ

風がまだまだ冷たいですが、お昼の陽射しが少しずつ暖かくなってまいりました。


さて、先日は長期入院されている方で胃カメラの検査をされる方の付き添いをさせていただきました。片側に麻痺がありますが、発語ははっきりとされており、意識もしっかりとされている方です。数日前に嘔吐されたそうで、その後は何も召し上がっておらず、点滴で栄養を補っていたとのことでした。出発前にお会いした時のご様子はお元気そうでしたが、やはりおなかがすいてたまらないとおっしゃっておりました。


病院にて妹様と合流して、私が受付を一通り行いました。看護師さんの問診と同時に、血圧と血中酸素濃度を測ります。胃カメラの前に先生にお会いし、一通りの説明を受けて同意書へのサインを行います。サインは妹様にしていただきました。


お二人は久しぶりに会われたようで、検査までの間は妹様がいろいろと親族のことを話されておりましたが、誰が亡くなった、彼も亡くなったと報告をされており、「もう私たちだけになっちゃったね。」と、少し寂しそうでした。まあ、でもまだお互いがいますからね。


いよいよ胃カメラの検査となり、しばらくは看護師さんにお任せします。処置室の前で待っているとストレッチャーに乗り換えて、検査室のほうへ移動されました。検査は苦しい思いをしなくてすむように眠った状態で行うとのことで、既に眠っていらっしゃる様でした。


検査はとてもスムーズに行われたようで、すぐに戻っていらっしゃいましたが、薬が切れて目が覚めるまで30分ほどかかるとのことで、その間に先生の説明を聴くことになりました。


妹様と並んで先生のお話を伺うと、逆流性食道炎とのことですが、それほど深刻な状態ではないとおっしゃっており、二人で胸を撫でおろしました。

会計を済ませると妹様はここでお別れです。次に会われるのはいつになるのでしょうか。

なかなかコロナで面会もできませんからね。手短に挨拶をされておりました。


あとは元の病院に戻るだけです。帰りながら「今何時?ご飯は食べれると?」と聴いてこられます。よほどおなかがすいていたのでしょう。大丈夫です、食べられます。

戻ってお薬のことや、その他の注意事項などを看護師さんにお伝えし、私はここでお別れです。最後は「ありがとう。」と笑顔であいさつを交わすことができました。


ご飯が食べられないのはつらいですよね。

しっかりと召し上がることができるといいですね。

ありがとうございました。


写真は満潮の船越漁港です。




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