緊急入院
いよいよ師走に突入。今年もあと1か月となりました。あれやこれや、どんどん片付けないとあっという間に大晦日ですね。
さて、先日はご入院されるという方のお手伝いをさせていただきました。お昼にご主人様よりお電話をいただき、その日の夕方に車椅子でご入院したいとのことで、お話を伺うと、人工透析をされている方が、透析が終わり次第、帰宅ではなくそのままご入院されるとのことでした。
15時に透析病院にお迎えにあがると、ご主人様と娘様がいらっしゃっており、病院のスタッフの方がご本人様を車いすで玄関まで連れていらっしゃいました。車椅子のフットレスト(足を乗せる部品)をあげて片足をピンと伸ばした状態でした。ご主人様も同乗され出発です。
ご本人様(奥様)が、車内で当日の状況をお話しくださいました。朝、透析に出発するためにマンションのエントランスから外へ出たとたんに、ものすごい風が吹き、数メートル飛ばされてしまったとのことでした。たまたま居合わせた近所の方が起こしてくださり、どうにかお迎えの車に乗ることができ、透析病院までは移動することができたのですが、あまりにも痛いので病院の近所の外科病院に行ったところ、骨折していたとのことでした。その後、いつもの病院で透析を行っている間に人工透析が必要な患者様が手術入院できる病院を手配していただき、入院先が決定したのでお昼に私に移動の依頼をしたとのことでした。
ご主人様が当日はエレベーターまではお見送りに行ったそうなのですが、「やっぱり車まで行けばよかったなあ。そうすれば転ばずに済んだかもしれないのになあ。」と悔やんでいらっしゃいました。「優しいご主人様だなあ。」と思っていると、奥様が「転んだんやないとよ。飛ばされたとよ。」と、かたくなに「(自らの不注意で)転んだ訳ではない」ということを主張しており、更に「まあこれも運命ね。」と実に冷静でいらっしゃいました。しかしよく考えると、もしご主人様も一緒に外に出ていたら、二人とも飛ばされていたかもしれないと思うと、ぞっとしますね。全身スキャンをしたそうですが、頭部の異常もなかったとのことで、本当に不幸中の幸いだったのかもしれません。ご主人様もしばらく一人で寂しいことでしょう。早くよくなるといいですね。
ありがとうございました。
写真は曇天の二丈の田んぼです。しばらくお休みのようですね。
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