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執筆者の写真坂田大輔

床屋さん

雨が降って幾分涼しく、過ごしやすくなってきましたね。このまま秋に向かっていくのでしょうか?我が家ではどういうわけか、ようやく朝顔が咲き始めました。


さて、先日は毎月受診と床屋さんに行かれる方のお手伝いをさせていただきました。

朝一番でお迎えに上がり、クリニックが開く前に駐車場へ到着します。およそ開院の10分前に到着するのですが、日によってはさらに早く来ている方もいらっしゃり、大体扉が開くころには5~6名の方が並んでいらっしゃいます。そんな中、奥様が受付をされ、車椅子のご主人様は私と後から入ります。採血のあと先生の診察があり、お薬をもらって終了です。


その後、家に帰る前に行きつけの床屋さんに寄り、散髪をします。行きつけといってもちょっとした行きつけではなく、80代のご本人様が20代で働き始めた頃から、ざっと60年来の行きつけということになります。床屋さんの店主さんも同じぐらいの歳で、まだ現役で散髪をされていらっしゃいます。そこでは同じような昔からの常連さんがたくさんいらっしゃり、懐かしい知り合いに会えることがしばしばあります。


先日もご主人様が切られている途中で一名ご入店され、ソファに座っていた奥様が、「ああ!○○さんやろ!△△(自分の名前)ですー!」とおっしゃいます。入店されたその方もすぐにわかったようで「おお、そうです!お元気ですか?」と笑顔です。「まあ~久しぶり...。」とお互いに現状報告と、軽く世間話をされます。床屋さんの椅子は並んで座る上に散髪中で話せないので、ご主人様は散髪が終わって車椅子に移ってからご挨拶。店主さんも手を止めて椅子の向きを変えてくださり、しばし顔を合わせてお話をされます。


延々と長話をするわけではなく、少し話して「それじゃあ、お元気で。」と言って別れます。そんな床屋さんがあるって素敵ですね。店主さんも頑張って続ける励みになっていることと思います。また来月もよろしくお願いします。

ありがとうございました。


写真は前原の田んぼから見た可也山です。 秋の空がきれいでした。



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