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執筆者の写真坂田大輔

お買い物

日中は暖かな日が少しずつ増えてきました。 春は確実にこちらへ向かって来てくれているようです。


さて、先日は往診とお買い物のお手伝いをさせていただきました。

ご自宅はあるのですが、お独り暮らしで車椅子をご利用されており、日常生活を営むことが困難である為、ショートステイを繰り返しご利用されていらっしゃいます。

訪問医療を受けるにあたりご自宅へ月に一度帰らなければならず、毎月ご利用いただいており、その途中でお買い物をすることをとても楽しみにされていらっしゃいます。新型コロナウイルスの感染が酷くなる前は月に一度の往診の間にお買い物の為だけに外出をされていたのですが、近頃は最低限必要な外出のみとなったため、ひと月分のお買い物をたっぷりとされました。 施設でのお食事だけだと飽きてしまうとのことで、ふりかけや梅干し、納豆などのご飯のお供や果物など、ご自身で手にとって賞味期限をチェックしたりしながら吟味されていらっしゃいました。ご自身の眼で見てお買い物をするということは本当に楽しいですよね。今回はひと月分なのでお買い物リストの紙もびっしり書いてあり、その他眼に飛び込んできた欲しい物も手に取ったりしながら、あれやこれやしているとあっという間に時間が過ぎてしまいました。そして先生が来る時間ぎりぎりにご自宅へ到着し、無事に診察していただくことができました。


まだいくつか寄りたいところもありましたが、体力的にも少し辛くなり、お昼ごはんの時間も迫ってきましたので今回は戻ることになりました。その日は暖かく穏やかな晴れの日で、帰り道はきれいな海を眺めたり、施設であった色々な話をしたりしながらこれまたあっという間に到着。とてもすっきりしたご様子でした。


月に一度の外出のチャンスをしっかり楽しんでいただくことができて、私もとても嬉しい気持ちになりました。

早く新型コロナウイルスの感染拡大が収まって、またちょくちょく買い物に出かけられるようになったらいいですね。

またいきましょう。

ありがとうございました。


写真は晴れの日の引津湾。 青い海、青い空と白い雲。


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