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お正月に

  • 執筆者の写真: 坂田大輔
    坂田大輔
  • 2022年1月7日
  • 読了時間: 3分

東日本や太平洋側では雪のようですが、糸島は気持ちの良い青空が広がっております。

そんな糸島でもここ何年かは1日ぐらいワ~と雪が降ることがあります。今年はどうでしょうね。冬タイヤに替えておりますので準備は万端です。


さて、今年もお正月の一時帰宅は極めて少なく、のんびりとしたお正月でしたが、箱根駅伝も佳境に差し掛かったころ、「今から受診したい」とのお電話をいただきました。


早速お迎えに上がると、足が痛むとのことで、ご主人様はベッドに横になられておりました。前日にゆっくりとですが尻もちをついてしまい、その後痛む様子はなかったそうなのですが、翌日目が覚めてから動けないほどの痛みを訴えていらっしゃるとのことです。


車椅子に移るためにベッドの端に座ることができるかをお聴きしたところ、「無理無理、全然動かんと」とおっしゃいます。では介助して足を下におろし、上体を起こしていただこうと思ったのですが、少しでも足を触ると「痛い痛い痛い痛い!」と苦悶の表情とともに声を張り上げられました。息子様と二人で「これは骨が折れているかもしれませんね...。」と顔を見合わせましたが、それでもお医者さんに診ていただかないといつまでも痛いままですので、少し頑張ることになりました。幸い息子様もいらっしゃったので、バスタオルを背中に敷いて、タオルの上と下をそれぞれでつかみ、担架のようにして車椅子へ移っていただくことにしました。


しかし背中の下にバスタオルを入れようにも半身ずつ寝返りをうっていただかなければなりません。まず痛くないほうの半分を浮かせていただきギュギュっとバスタオルを押し込みます。しかしもう半分は痛くて身体があがりません。お布団をへこませるようにして反対側からググっと手を入れてタオルをつかみますズルズルっと引っ張り出してどうにか背中の下にバスタオルを敷くことができました。そこで頭側と脚側に分かれてバスタオルの端を両手でグッと掴み、まずはベッドのぎりぎりまで身体を寄せます。二人で息を合わせ「せいの!」で身体を持ち上げて車椅子にそっと着席します。ご本人様は何が起こったのかといった感じでポカンとしていらっしゃいます。もう一度二人で抱えてしっかりと深く腰を掛けていただきました。完璧です。

上着を着てさあ出発です。


3日でしたのでまだ病院は空いておらず、がらんとしておりましたが、きちんと係りの方が対応してくださり、診ていただけることになりました。かなりの痛みようでしたので、ご入院になる可能性もおおいにありえると思っておりましたが、診察していただいて、帰ることができるのか、ご入院せざるを得ないのか、結果が出るまでは対応できる体制を整えておくことにしました。


1時間後、電話が鳴り結果をうかがうと「大丈夫でした、何ともありませんでした。」とのことです。自宅に帰れます。すぐにお迎えに上がるとご本人様も息子様も嬉しそうにお待ちでいらっしゃいました。


いやあ、よかったです。お正月早々骨折でご入院では困ってしまいますね。

しっかり診てもらって安心です。尻もちをつかないように気を付けないといけませんね。

ありがとうございました。


写真は新町漁港。雨上がりの朝です。




 
 
 

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