お墓参り

朝晩がだいぶ冷えてきましたね。これくらいが平年並みでしょうか？しかし日中の車内は日が当たるとポッカポカです。もう１１月が終わりますよ。

さて、先日はお墓参りのお手伝いをさせていただきました。数か月前からご予約いただいておりましたが、あっという間に直前となり、確認のお電話をいただきました。娘様からのご依頼で、お母様の体調も変わることなく予定通り行かれるとのご連絡でした。車で４０分ほど走ったところにある大きなお寺の中のお墓に参るそうです。施設にお住まいで、普段は歩行器で歩かれるそうですが、お寺は足場が良くないうえに長く移動するため、車椅子をご利用いただくことになりました。

お迎えにあがると、娘様二人と一緒にお待ちで、娘様のうちのお一人は遠方から来られたご様子でした。皆さまと元気に挨拶を交わし出発です。

久しぶりの対面だったご様子で車内ではお話がはずみ、お母様も良くお話になられておりました。「久しぶりに外に出たのに話ばっかりして、景色観なくていいの？」と時々言われて笑っていらっしゃいました。

目的地に到着し、車を降ります。お寺の境内が広いため石畳のようなガタガタとした歩道や土の上を車椅子で進みます。古いお寺の建物や紅葉した木々たちがとても素敵でした。お墓に到着しましたが、どうやらお寺に来られた方だけが通行できる小さな道と、駐車場がお墓のすぐ近くにあったようで、お参りされている間に車を持ってくることにしました。

一方通行や狭い道の多い地区でしたが、円滑に移動完了しました。お墓まで走って戻ると、お参りはもうお済みで娘様が車椅子を押して移動されていらっしゃいましたが、「簡単に見えて難しいですねえ～。」とおっしゃっておりました。車椅子での移動は滑らかなフロアでは軽い力で動かすことができますが、屋外のアスファルトや石畳や土の上など、ちょっとした段差や溝にタイヤを取られてしまうことがあり、なかなか操作が難しい場合があります。きっと今頃屋外でも操作しやすい車椅子の開発が進んでいるのではないでしょうか。電動車いすは屋外を走行することが前提なので、かなり走りやすく開発されているようですね。それまでは私たちにお任せください。

移動時間よりも短い滞在時間でしたが、他に用事はないとのことで、まっすぐ施設に戻ります。往路と同様、「家族の話題」でかなり盛り上がっていらっしゃいました。施設に到着しお別れです。「またタクシーでどこかに行きたいね。」とおっしゃっていただき、嬉しい限りです。ぜひまだまだお元気でお過ごしいただき、どこかに遊びに行きましょう。

ありがとうございました。

写真は秋晴れの二丈の畑です。