ご退院

コスモスがきれいに咲いております。ようやく秋も本番を迎えているようです。

さて、先日は長期のご入院されていた方のご退院のお手伝いをさせていただきました。大きな病院に救急で搬送され、そのまま大きな処置をされた後、市内のリハビリ病院に移ってしばらくリハビリをされてようやくご自宅に帰ることができるとのことでした。

奥様と娘様でお迎えに来られており、一緒に病室へ向かいます。諸々の書類を受け取り、看護師さんから、おむつのつけ方や飲み物へのとろみのつけ方などの指導があり、いよいよご退院です。車椅子への移乗の様子は理学療法士さんに見せていただきました。思っていたよりもしっかりと立位もとれて、ゆっくりと方向を変えることができました。既に介護保険でレンタルされた車椅子に移り出発です。大勢のスタッフの方がお見送りに来てくださり、声をかけたり握手をされておりました。担当の理学療法士さんは車が見えなくなるまで、こちらのバックミラーから見えなくなるまで手を振って見送ってくださいました。ご本人様もご家族様も手を振り返し、「ありがたいねえ」と感謝感激でした。

ご自宅に着き、まず道路からベッドまでの導線を確認させていただきました。いくつか段差がありましたが、レンタルしている車椅子が室内用で、大きな段差を越える想定がされていないタイプのものでしたのでした。当日レンタルのスロープが届く予定とのことでしたが、まだしばらくかかるとのことでしたので、一旦ケアサービス大すけの車椅子に移っていただき、段差を乗り越えることにしました。車椅子を真横につけて、娘様に前から支えていただき、その場で立っていただいたところで車椅子を入れ替えます。段差は難なくクリアして、スムーズにベッドサイドまで到達しました。あとはベッドに移っていただくだけです。しっかりとした持ち手につかまって立ち上がり、今度はご自身でベッドのほうにおしりが向くように方向を変えていただきます。ゆっくりと座っていただき終了です。ようやくご自宅のベッドに腰を掛けて安堵の表情です。「おかえりなさい、ご退院おめでとうございます。」とお声掛けをするとニッコリ笑顔を見せてくださいました。今後も受診の予定があるとのことでしたので、これからもよろしくお願いいたします。

ありがとうございました。

写真は富のコスモスです。