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執筆者の写真坂田大輔

94歳歩いて受診

そろそろあけるのかなと思っていたのですが依然として梅雨ですね。 昨夜もかなり降りました。大きな災害につながらなければよいのですが。 また新型コロナウイルスの感染状況も不安ですね。しっかり対策をとりましょう。 さて、今回は新型コロナウイルスの感染予防で受診を控えていらっしゃった方が久しぶりに受診されました。 この方は長くご利用いただいているのですが、かれこれ94歳になられました。基本的には杖も持たず歩行介助で受診をされていたのですが、年々やはりふらつきが目立つようになってきました。今回久しぶりにお迎えに行くと施設のスタッフの方が、車椅子でタクシーまで誘導されていたのでそのまま助手席まで移動していただき乗車しました。スタッフの方は「大きくは(歩行状態)変わりませんが、ふらつき注意です」とおっしゃっており、乗車時の様子も最後(3月)にお会いした時に比べてふらつきも大きいような気がしました。 普段はクリニックの駐車場に停めて一緒に歩くのですが、今回は玄関前にぴったり付けて降車していただきました。検温消毒ののち、ご本人様はクリニック内の椅子に座っていただき、私が車を駐車場に移動しに行きましたが、スタッフの方が見てくれており且つ、ご本人様も多動ではないので安全です。 そして待ち時間は傾眠がちで、意識が夢の中と行ったり来たりしている状況でした。話しかけてもなかなか通じにくいのです…。 受診が終わり帰りも正面に車を寄せ乗車していただきました。 そして、難関が薬局なのです。正面に車を寄せる事ができずに駐車場から薬局まで歩いていただく必要があるのです。今までは頑張って一緒に歩いていたのですが、今回、扉を開けて今までのようにお声掛けをさせていただくと、「いやよ、もうしんどいわ…。」と初めて拒まれてしまいました。車でお独りで待っていただくわけにはいかないので、降りていただきたいのですが、ここで頑張って歩いていただく必要も無いと思いましたので、積んでいた車椅子に乗っていただいて移動しました。今後どうするのかは関係の方々とお話をして決めていくことになります。基本を車椅子移動にしてしまうと、いろいろな面で衰えも進む可能性があるとは思いますがますが、しかし94歳。「しんどい。」とおっしゃるのなら受診の際だけでも、安全とご本人様の負担軽減を考えて車椅子移動をしていただいても良いかもしれませんね。 今回は久しぶりで疲れましたね。本当にお疲れ様でした。 ありがとうございました。 写真はケアサービス 大すけの車庫の様子です。

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