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  • 執筆者の写真坂田大輔

生活保護の方

紫陽花があちらこちらできれいに咲いてますね。 そしてようやく梅雨入りしました。 昨日は良く降りましたが今日はぼやーっとした曇りの日。梅雨らしい感じです。 さて、先日は生活保護を受けている方の送迎をさせていただきました。 しばらく前に病院からご相談をいただき、間もなく退院される方で生活保護を受けている方がいらっしゃり、その場での精算が困難である。後日市役所の福祉保護課に請求をして精算をすることは可能かどうか。との事でした。全く問題ない事を伝えると、その後市役所の方からも確認のお電話をいただきました。更にしばらくして退院日が決まったとのご連絡を病院よりいただき、決定です。 お迎えに行くとだいぶ回復していらっしゃり、杖歩行ができる状態で、医師、看護師さん、地域連携室の方に見送られての退院です。私が付き添いながら乗車出発しました。 さほど遠くないご自宅までの道すがら「いやあ~、2カ月長かったばい。」と感想をおっしゃっり、その後いろいろと話を聴かせていただく事ができました。心臓が悪くてご入院され、水が溜まり激しい体重の変化があったこと。回復し間もなく退院となった頃、顔を洗おうとかがんだ時に腰を痛めて動けなくなってしまったことなどです。

腰の痛みはつらいですよね。ご本人様も、「動くときは寄るな触るなやったばい。」「自分で動いて痛い分にはどーもないばってん、他人(ひと)に動かされるのはどーにもたまらんけんね~。」と。

良くなってよかったですね。しかしまだ腰から胸にかけて大きなコルセットを巻いており、「これが暑かっちゃんね~。」と気にされておりました。 そして、奥様が亡くなられたこと、お子様も遠くに住んでおり、兄弟もいらっしゃらないことなどを話してくださいました。

久しぶりのご自宅前に到着すると、「うわ~草のすごか~」と2カ月間伸びに伸びた草を踏み分けながら家に入られました。 しばらくしてケアマネージャーの方がいらっしゃったので、看護サマリーを渡し精算の段取りの確認。その後市役所の方を始めスタッフの方々がいらっしゃるとの事でしたので、庭の草刈りをしながらお待ちしておりました。担当者会議かと思ったのですが、みんなで2カ月そのままだった家屋の掃除をするとの事でした。いや~素晴らしいですね。 私はちょっと草を刈る事しかできませんでしたが、きっと今頃外も中もきれいに整っている事でしょう。 帰り際には「なんかあったらまた連絡してよかっちゃろ?」とおっしゃっていただけました。 嬉しいです。 お独りですので、くれぐれも気を付けてお過ごしいただきたいと思います。 ありがとうございました。 写真は田植え準備のために水の入り始めた二丈の田んぼ。

雨上がりでどんよりしてますが、これがまた美しいのです。

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