必要なものを取りに
「暖かい」というよりも日中は暑いほどの初夏の陽気が続いております。私も6月からと思っていた半袖を今週から着ることにしました。 さて、先日は朝早い時間に電話が鳴りました。 こんなに早い時間に誰だろうかと思って出ると、以前よくご利用いただいていたお独り暮らしの方からでした。 持病もあり、日常生活は大変なのですが、ご自宅が大好きなのでヘルパーさんを頼って独り暮らしを継続されておりましたが、時々具合が悪くなり、ご入院されたり、ショートステイを利用され、最近では病院と施設にいることの方が多くなっていたようです。ずいぶんご連絡がなかったので気になっていた方でした。 先日、病院からショートステイに移られる際に自宅に寄り、必要なものを持って行ったはずなのですが、急いで準備したせいか、いらないものを持って行ったり、必要なものがなかったりしたとの事で、もう一度ゆっくり自宅に帰り、準備をしたいとのことでご依頼をいただきました。 当日のご依頼でしたので、午前中に既にご予約いただいていた方のサービスを終え急いで駆けつけました。持病の関係で、午前中は身体がよく動くのですが、昼を過ぎると身体が痺れてうまく動かないので、できるだけ早い時間が良かったのです。 お迎えに行くとまだ十分に体が動いており華やかな笑顔も見られました。
「ひさしぶり~!」 と、お元気そうで何よりです。(調べたら8月に退院されご自宅へお送りした時以来でした)自宅に着き、玄関前の階段も何とか歩いてあがる事ができて、以前よりお元気になられた印象でした。 まず、持って帰ってきた荷物(厚手の下着やタオルなど)を片付け、さて、次は持って行くものを準備します。 「ちゃんとメモしてきたのよ。読める?」 と渡されたメモの文字は、(いつもの事なので知ってはいましたが)かなり難解(力が入りにくいので)です。 「読めないでしょ…?私も読めんもん。」 と言って笑います。 しかし一生懸命考えてメモに書き留めている姿を想像すると、すごいなあといつも感心します。 読めるところから、次々に床に並べます。読めないところは二人で考えながら…。薄手のパジャマ、お気に入りのタオル、置き時計、籠、カバン数点、トイレットペーパー、キッチンペーパー、小さな鏡台引き出し付き、この引き出しに指輪など細かいものを入れました。人形、人形!?「だって寂しいでしょ…。」というので、一緒に床に並べます。それからそれから~と、部屋を整理しながらあれやこれやメモになかったものも、細かいものがいろいろと準備されてゆきました。これだけ見てもお解りの通り施設にあるものも多く「それは本当に必要ですか?」と置いてゆく提案をした方がいいのかなあとも思いましたが、個人部屋ということもあり(部屋を見ていないのでわかりませんが)まあ、私が制限する係りでもないでしょうと思い、そばに置いておきたいと思うのであれば、おっしゃるものを次々に準備しました。最終的にお人形は写真立てに変更になりほっとしましたが、そこそこの量になりました。 一息ついたら、「アイス食べましょ!家にいつまでも置いておいてもしょうがないから。」と、二人で小さなハーゲンダッツをいただきました。ごちそうさまでした。 さあ、これで終了。忘れ物は無いですね。13時までには帰ってきて欲しいと施設の方に言われていたとの事で、そろそろ帰ります。 この機会にゴミをまとめて出発時に捨てます。 更にこの機会におやつを買いたいとの事で、途中お店によってお饅頭を10個買って帰りました。ここはご本人様は降りず私が買いに走ります。 ゴールタイム12時56分。 セーフ。 二時間弱の楽しい外出となりました。 帰りの車中では少し疲れも見えましたが、またお買い物に行きましょうと、心強いお言葉をいただきました。 お元気で本当に良かったです。 是非また行きましょう。 ありがとうございました。 写真は深江橋と5/20に再開したきららの湯と二丈岳。 少し霞んでいました。