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執筆者の写真坂田大輔

転倒に気を付けて。

春です。 暖かくて風が心地よいです。 上着も必要ありません。 さて、先日はお一人暮らしの方の受診のお手伝いをさせていただきました。今までは杖歩行で一般のタクシーで移動されていたようですが、この度腰と膝の痛みが悪化したため、ケアマネージャーさんのご紹介で、初めて介護タクシーをご利用いただくことになりました。 約束の時間にマンションのエントランスにてオートロックのインターホンを鳴らしましたが、なかなか応答がありません。家の中での移動も大変でいらっしゃる様子がうかがえます。介助者としてはどうしても手が届かない場所なので歯がゆい限りです。玄関のチャイムの後はお声かけをして開けさせていただきました。車椅子に座れればもう安心ですね。

初めてお会いしたので色々とお話をしてくださいました。不自由になった原因は加齢からくる疾病ではなく、なんと交通事故とのことで、青信号を渡っていて横から車に跳ねられたとのことでした。丁度七十歳の時。それから治療とリハビリを重ね、状態も一進一退しながら9年間続けているそうです。全く言葉を失います。車の運転は本当に気をつけないといけませんね。もちろん自分も含めてです。

しかし不自由ながらもマイペースを楽しみながら、お一人暮らしで頑張っていらっしゃるとは素敵ですね。狭いクリニックでしたので院内では看護師さんがお手伝いをしてくださるので付き添いの必要はなく、一時間弱で受診を終えご自宅までお送りしました。以前利用していた一般のタクシーは乗り降りが大変だったそうで、今回は楽に安心して受診をすることができたとお喜びいただけました。

帰りも玄関までお送りし、椅子かベッドまでお付き添いしたかったのですが「後は大丈夫ですよ。」とおっしゃるので、玄関でお別れしました。ご自宅の中はご自身が一番わかっていらっしゃいますから一人の方が動きやすいのでしょう。 「次回は杖で行きたいんですけどね...。」(一般タクシーで)とおっしゃっておりました。もちろん良くなるといいですね。それまでお気をつけて過ごされてください。決してご無理なさらぬよう、ご不安があればまたご相談いただければと思います。 ありがとうございました。 皆さま、お迎えの時はインターホンを鳴らしてから玄関でお会いするまで、慌てたりしませんように。帰りも玄関でお別れしてから椅子やベッドに座るまで、油断されたり力尽きたりしませんように...。いつもとっても心配です。ゆっくり行きましょう。 写真は可也山のふもとの畑にて。 春ですね~。 早くコロナウイルスが終息しますように。

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