大きな病院
だいぶ冬らしい寒さになって参りました。 空気がピリッと澄んでいて空がとてもきれいです。 さて、先日は大きな病院へ受診の付き添いをさせていただきました。 心臓と腎臓に疾患をお持ちの方で、今までは歩いて電車を使って通院されていたとのことですが、この度転倒してしまったそうです。腰椎を圧迫骨折してしまいしばらくご入院され、どうにか杖歩行できる状態までは回復しましたが、大きな病院まで独りで行き、院内をあちこち歩くことは到底無理とのことで、ご相談いただきました。 普段車椅子を利用することは無いのですが、今回は車の乗降から院内の移動まで全てご利用いただき楽に受診していただくことになりました。 お迎えにあがると杖歩行で出ていらっしゃいましたが、やはり不安定で長い時間は難しそうです。段差を一緒にゆっくりと降りてそこで車椅子に乗っていただき、そのまま乗車、出発です。今回初めてお会いしましたので、車内ではいろいろとお話を聴かせていただきました。ご本人様は独り暮らしですが、今までお元気でしたので介護申請をされておりませんでした。介護支援の無い中、移動もままならない状態なのでしばらくは日常生活も大変だそうです。 病院に到着。車止めにタクシーを置いておくわけにはいかないので、駐車場で一緒に降りて受付へ向かいます。採血採尿、心電図、エコーが終わり、それから腎臓と心臓2科で診察です。それぞれで待ち時間がかかるのでだいぶ時間がかかり、やはりお昼をまわってしまいました。 「こんなの全部自分でえっちらおっちら行きよったら大変ね。助かったわ。」とおっしゃっていただきました。帰りは予め処方箋をファックスしておいた地元の薬局に寄ってご自宅へ。薬局の方とご本人様は顔馴染みで久しぶりにお会いし優しい声をかけてもらい和気あいあいです。まだお薬の準備ができておりませんでしたので、自宅へ届けていただけるとのことでした。良かったですね。その他近所にも弟さんをはじめ助けてくれる方がいらっしゃり、どうにかなるとのことでした。 独り暮らしの高齢者は地域で助け合って支えていきたいですね。 さて、次回の受診は2月。「その時には独りで行けるぐらいにはなってるつもりなんです...。」とおっしゃってました。ぜひぜひ頑張っていただきたいと思います。 しかし決してご無理をされないようお声かけはさせていただきました。また転倒してしまっては元も子も無いですからね。 困ったら何なりとお声かけいただきたいと思います。 ありがとうございました。 写真は夕暮れの可也山。 反対側には大きな大きなお月さんが昇っておりました。