能古渡船場へ
秋も深まって参りました。 あちこちの紅葉がきれいですね。
さて、先日は施設間の移動のお手伝いをさせていただきました。 能古島の施設にご入居されるとの事で施設から能古渡船場までお送りし、先方の施設のスタッフの方に引き継ぐまでとなります。 お迎えにあがると出発準備は最終段階、歯磨きを済ませ出発です。見守り程度で歩行される方ですので、ステップを使い助手席に乗車していただきます。大勢のスタッフの方々に見送られながらの出発です。「お元気でね」「風邪ひかんようにしてくださいよ」と、窓を開けてたくさんの声を聴きます。言葉にならないお返事をされ、手を振り返しながら出発しました。 今回はご本人様お独りでの移動でした。初めてお会いしましたので、移動中に少しお話を聴かせていただいたところ、娘様と二人暮らしをされているとの事でしたので、お父様が島の施設にご入居とあれば「娘様は寂しくなりますね」と伺うと「いやあ、あれは親と一緒にいたら好き勝手するけんいいと」と返ってきました。う~む…。まあ皆様それぞれの関係や事情がありますからね。いろいろな想いがおありのことと思います。 道々「いつの間にかこんなのが建っとりますね」や「この辺は全然知らんです」など外の景色をご覧になり移動を実感されておりました。能古渡船場につきしばらく待った後に、能古島からのフェリーが到着、お客さんが出てきましたので先方のスタッフさんを探し声をかけます。 能古島のフェリーはどういう訳なのか、姪の浜に着いてから折り返し出発するまでの時間が5分しかありません。島から来たスタッフさんは船から降りて5分の間に私たちに会い、ご本人様に車椅子に移っていただき、荷物を受け取り、またフェリーに乗船しなければいけません。バタバタです。車の降車場も狭いので長時間は停めておけませんので、私もすぐに車を動かさなければいけません。もちろん私たちだけではなく、フェーリーからはたくさんの車が降ろされ、すぐに次の車を載せます。たくさんの人も荷物も載せ替えます。
たったの5分間でです。
もうすこし世の中のんびりできないものなのでしょうかね。 ともあれ安全に引継ぎができました。お元気に過ごされてください。 ありがとうございました。 ★因みに、もちろんタクシーに乗ったままフェリーで渡って施設までご案内することも可能です。 写真は早良区曲淵の紅葉。 とってもきれいでした。