受診~寄り道
暑いアツい夏の日々が続いております。 水分をたくさん摂って元気に夏を過ごしましょう。 でも冷たいものの摂りすぎにも注意しないといけませんね。 さて、先日は軽い麻痺のある方の受診の付き添いをさせていただきました。 お姉さま夫婦と姪御様と同居されていらっしゃいますが、姪御様はお忙しい合間に3人の高齢のご家族の受診に付き添ったりご自身の用事もあり、とても手が足りない状況との事で、今回は私が付き添わせていただく事になりました。 お迎えにあがると玄関で準備万端整っていらっしゃり、お姉様に今回の受診の経緯とご本人様の情報を伺い保険証などの書類を預かりました。自宅からかなり距離のある病院で、以前道中でトイレに間に合わず車内で失禁してしまったとの事でしたので、替えの下着と衣服も預かって出発です。 歩行状態は軽い麻痺と過去の骨折などによりかなり不安定ですが、ご本人様は杖を突かずに歩きたいとの事です。 過介助にならないように骨盤に手を添え、どの方向へバランスを崩しても支えられるようにぴったりと寄り添って歩きます。歩くほどに速度が上がるので「ゆっくりです。ゆっくりです。」と声をかけます。 無事乗車し一路病院へ。寡黙な方ですが道中はご自身の生い立ちやお仕事のことなどをいろいろと語っていただけました。途中コンビニエンスストアの手前でトイレのお声掛けもしましたが、「大丈夫。」と通り過ぎ、無事に到着。 まずトイレに行きますか?とお声掛けするも大丈夫との事。 私が受付を済ませ問診票に記入していると、きょろきょろと周りを見渡しいかにもトイレを探しているようなしぐさでしたので、お声掛けし一緒に行きました。 しかし、しばらく待つも…出ず...。 「出らん。」 と待合室に戻ります。 そして問診票の続きを書いているとまたすぐにグッと立ち上がり再チャレンジをしに行きます。するとしっかり排泄する事ができました。リハビリパンツも汚れていないようです。 よかった。しばらくは大丈夫です。 そして、待ち時間、検査、待ち時間を経て、診療をしていくうちに、やや高額の処置とご本人様の同意書が必要であるという事がわかり、一応私からご家族様へ検査の結果と今後の治療方針を電話で説明をしました。すぐにご理解をいただき「できる限りのことをしてください。」とのお話でした。 そしてさらに詳しい説明を受け(この説明をしてくださった担当のスタッフの方が、以前私が祖母様の送迎を何度かさせていただいた方で、お互いびっくりしてしまいました。)処置を済ませました。今回は初回でしたので長丁場でしたが、無事に終える事ができました。途中外は雷が鳴りバケツをひっくり返したような土砂降りでしたが、病院を出る頃にはケロッと止んでおりラッキーです。帰る間際にもう一度トイレに寄りしっかりと排泄する事ができ、安心して戻る事ができました。 帰りはご本人様の希望により、少し寄り道をしてご本人様が幼いころ住んでいたという家の前を通り、めったに来ることなどないとの事で喜んでいらっしゃいました。今後も受診だけではなく、ドライブやお散歩などの利用も検討したいとの事でありがたいことです。 受診ひとつでも久しぶりの外出ですし、少し足を延ばしてきれいな景色や懐かしい場所に寄ってみるというのもいいですね。せっかくですので、都合よく、楽しくご利用いただけたら嬉しいです。 ありがとうございました。 写真は志摩福の浦。 南の島の雰囲気ですね。