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執筆者の写真坂田大輔

浜松までのお引越し付き添い

ようやく桜が咲きましたね。 走っているとけっこういろいろなところに桜の木があったんだなあと気づきます。とってもきれいです。 しかし糸島はあいにくの冷たい雨。 「ござ敷いてのんびりお花見」という風情ではありません…。残念です。 さて、本日は車椅子をご利用の方のお引越しで静岡県の浜松市まで行ってまいりました。 ご家族様も高齢でいらっしゃるため、介助をしながらの移動は困難との事で、大すけが施設から浜松駅まで付添い介助をさせていただく事になりました。 まず博多駅までは車椅子のまま乗り降りできる福祉タクシーをご利用いただき、駅に直結している駐車場でタクシーを降りそのまま構内へと移動します。 浜松までは名古屋で乗り換え4時間あまり。途中のお昼ご飯と飲み物を駅の売店で買い込みます。 余裕をもったスケジュールを組みましたのでゆっくり間に合いました。 さて、いよいよ新幹線へ乗り込みます。 駅員の方がどなたも親切でエレベーターや乗り場までご案内していただき、新幹線とホームの間にはスロープをかけてくださいました。

16両の新幹線には11号車に車いす専用スペースと、個室が1室、広々とした多目的トイレがあります。

指定席と同じ料金で利用できる個室はとてもお得。 長時間の車椅子での座位が辛い方は横になることもできます。もちろん事前に予約が必要です。

今回は名古屋までがN700系、名古屋から浜松が700系で、N700系は個室もトイレもゆったりしたつくりでしたが、700系はやや狭く感じました。 ご案内いただいたときは直角の座席でしたが、リクライニングもできベッドにもなるとの事でした。

今回のご利用者様は普段は日中も横になっていることが多いとの事でしたので、ベッドに横になられるかと思っておりましたが、やや緊張されているご様子で、数回リクライニングにしながら車椅子上で全行程4時間余りを過ごされました。 天気が今一つでしたが窓の外を眺めては「桜がきれいね~」などとおっしゃっており、季節を感じていただけたようです。

浜松の改札口には遠鉄の介護タクシーの方がお迎えに来てくださり、そちらの車椅子に移乗し大すけの役割はおしまいです。 最後にお別れの挨拶をし「こっちに来たときは必ず寄りなさいよ。」とおっしゃっていただき、ぐっときてしまいました…。 そのお気持ちがとても嬉しかったです。 お元気でお過ごしください。 ありがとうございました。 そして、早速千葉までのお引越し同行のご相談もいただいており、感謝感謝です。精一杯お手伝いさせていただきます。 最後の写真は近所の深江神社の桜です。 一面の桜並木もきれいですがぽつんと一本立っている桜が大好きです。

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