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執筆者の写真坂田大輔

二人の一時帰宅

朝晩はだいぶ冷えますね。 そして街路樹の紅葉がとてもきれいです。 さて、先日は二人の一時帰宅のお手伝いをさせていただきました。 ある日、娘様よりご両親を自宅に連れて帰りたいとのご依頼をいただき、お話を聴くと、まず車椅子をご利用されているお父様を施設に迎えに行き、ご自宅へ向かう途中にまた別の施設を経由してお母様を乗せて帰宅するという具合です。お母様も車椅子をご利用なのですが「支えがあれば歩くこともできる」とのことでしたので、助手席にご乗車いただき車椅子はたたんで車に積む事になりました。 当日天気は心地よい秋晴れ。なんとも一時帰宅日和です。まずひとつ目の施設にお父様をお迎えに行きます。そこには娘様もいらっしゃり通常通り車椅子のままスロープで乗車していただきます。そして次の施設へ。玄関の正面に車を停めて娘様がお母様を迎えに行きます。お父様は早く帰りたくてソワソワ。待ってる間に「また上でしゃべってるんだろ。」とこぼします。程なくしてお母様も車椅子でいらっしゃいましたが、車椅子のまま2台は乗車できませんので少し頑張っていただいて助手席へ移ります。踏み台を使って乗車。まだまだ足腰は大丈夫な様子ですね。そして残った車椅子を車内の隅にたたんで載せようと思っておりましたが、やや幅が広く車内には入りません。そこで奥の手のキャリアバッグの登場です。こちらに入れて屋根の上に載せてしまいます。これオーケー。後は一路自宅へ。看護師さんがお見送りです。 自宅に着いたらスロープでお父様から順番に久しぶりの実家へ入ります。他のご家族様もお待ちです。 賑やかにお昼を過ごされたことでしょう。数時間後にお迎えに上がります。 お父様が先に乗られ、お母様は玄関から娘様の介助で歩いていらっしゃいました。 先にお母様の施設により、お父様とはまた次の機会までお別れです。娘様がお母様と施設へ入る際に振り返って、お父様に「またね~」とお別れを言うとお父様は少し照れくさそうに「はよ行かんか」と手の甲をむけて手を振ります。娘様が戻り次はお父様の施設へ。無事に二人の一時帰宅ができました。 なかなか今の時代「夫婦で同じ施設にご入居」というのも難しいようです。介護の形もいろいろですね。 また帰りましょう。ありがとうございました。 そろそろ年末年始の相談をいただきはじめております。 ご予約はどうぞお早めに! 写真はとある団地の紅葉です。 秋空に映えますね。

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