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執筆者の写真坂田大輔

緊急対応

気持ちのいい秋晴れの日が続いておりましたが、今日はどんより曇り空です。 さて、先日は「今からお願い!」という緊急対応をさせていただきました。 朝6時50分に電話が鳴り、パーキンソン病をお持ちの独り暮らしの方からでした。 先ほど転倒し足が全く動かない。朝一番で病院に行きたいという事でした。 その日は9:30から外出サービスが入っておりましたが、その場所と転倒した方の自宅、病院がちょうど近い位置関係になっていたので、9:00前にお送りし、9:20ぐらいぎりぎりまで付き添う事ができる。お迎えはサービスが終わってから10時半以降で間に合うはず。 その次はたまたま午後まで予約がなかったため対応させていただく事になりました。 お迎えに行くと訪問リハビリの方がいらしており、出発の準備を手伝っていらっしゃいました。本来はリハビリをするはずだったのですが、事情を聴き、早めに来てお手伝いをしてくださったとの事。ありがたいです。おかげさまですぐに出発する事ができました。お会いすると、先ほどの電話口の様子よりは大丈夫そうな具合で少し安心しました。病院内は看護師さんがある程度移動などのお手伝いはしてくださいますが、時間帯によってパーキンソン症状が強く出ることがあり、普段の受診の際は付き添いをさせていただいておりました。しかし今回は1時間と少し、お一人で頑張っていただく事になりました。幸い問診票の記入などの受付と事情の聞き取りまでは一緒にいる事ができました。

その後他のサービスの対応の後戻っている途中にお電話があり「まだ?身体が痺れてきた。早く戻ってきて。」と心細い様子。 ようやく戻るとレントゲンとCTを撮って先生の診察待ちという状態でした。ご本人様は目を閉じて車椅子に座りじっとされていました。痺れてきて辛いご様子です。 暫く後先生の説明では骨折などはなかったとの事で一安心。会計を済ませて自宅へ戻ることができました。

しかし、身体が痺れているうえお疲れでしたので、身体がほとんど動きません。車椅子からベッドへ移乗していただき、お昼ご飯のお弁当が着いていたので冷蔵庫にしまい、夕方のお薬の準備まで行い離れることにしました。しかし、身体が動かないので内側から玄関の鍵を閉める事ができません。仕方がないので玄関の鍵を内側から閉めてベッド横の窓から出て雨戸を閉めて帰ることにしました。ケアマネージャーさんにも報告し、安心していただきました。 パーキンソン病ですが、できれば施設にも病院にも入りたくないという意志がおありで、頑張って一人暮らしをされております。 できることは何でもさせていただきたいと思っており、その日も「困ったらいつでも電話くださいね。」と言って帰りましたがその夕方18:30に電話がありました。 「車椅子からベッドに移りたいけど身体が動かない」とのこと。今すぐ行きますと答えましたが、本人が、「でも鍵が閉まってる」とおっしゃいます。「いや、さっき開けて帰った窓があるじゃないですか。」と言ったところ、お昼に友達が来てくれて気を聞かせて閉めてくださったそう…。 それでは私はどうすることもできません…。後で聞くところによると、合鍵を持ったリハビリの事業所の方が来てくれるとの事でした。よかったです。 高齢者の一人暮らし。それぞれができることで少しずつ協力しながら支えていきたいですね。 写真は曲り田運動公園のイチョウ。 もう少しでまっ黄色ですね。

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