視覚障害のある方

9月に入ってだいぶ気温が下がり、過ごしやすくなりましたね。このまま秋になると良いのですが…。
さて、先日は視覚障害のある方の受診の付き添いをさせていただきました。
ケアマネジャーさんからご紹介をいただいた方で一人暮らしの男性です。
初めての方でしたので、当日は少し早めにご自宅へ伺ったのですが、ケアマネージャーさんも早めに来て送り出しの手伝いをしてくださいました。
呼び鈴を鳴らすと、既に玄関にいらっしゃり、早速ご挨拶をさせていただくと、笑顔で返してくださいました。まず靴がきちんと履けていなかったので、しっかりと履いていただき出発です。視覚障害はありますが、障害者認定を受けていないので手帳、白杖もないとの事でした。通常は肩や上腕を持っていただき先導することが多いのですが、前から腕を支えてリードした方が良いとのことで、車までの間に階段が数段ありましたので、お声掛けをしながら一歩一歩進みます。
横の扉から乗車していただきますが、車椅子の方の隣に位置する後方の座席よりも、扉から近い補助席の方が座りやすそうでしたので、そちらに座っていただきました。
道中少しお話を伺いましたが、だんだんと見えなくなってくる病気だった為、以前は車も運転していらっしゃったそうです。そのため「どこそこの道を○○に向かって走っています。」と説明するとなんとなく景色も思い出すことができるとのことでした。せっかくなので、できるだけイメージがわくように、田んぼの稲がだいぶ黄色く育ってきた様子など、車窓の景色を伝えながら走りました。
病院に着きました。院内は歩けないこともないのですが、安全にスムーズに移動するために、車椅子に乗りたいとのことで、病院の車椅子に移っていただき、まずはロビーまでご案内しました。車を駐車場に停めに行った後に受付をします。ご本人様は「もう全てお任せなので、すみません、よろしくお願いします…。」と恐縮していらっしゃいました。「いやいや、そのための私ですので安心してお任せください」と返します。
待合室に移ると、今日もたくさんの患者さんがお待ちです。様子を伝えると、「いつも多いですね〜。」と、待ち時間を覚悟していらっしゃいました。
待ちながら「こんなとこに連れてきてもらってなんなんですけど、僕は病院や薬は面倒なのであまり好きではないんです。」とおっしゃっており、そのためにずっと障がい者認定や福祉サービスなども断り続けていたそうです。しかしあまりにも熱心に誘ってくださるので、ようやく観念してこの頃病院やデイサービスにも行くようになったとの事でした。最近では「でも、たまには人と会って話したりするのも楽しいですね」と少しずつ慣れてきたようです。
思ったよりも、早く検査と診察も無事に終わり、状態もさほど悪くないとの事で安心しました。
最後にお薬をもらって帰ります。お薬についても袋を手で触って確認して飲んでいるとのことで、落としたら拾うことができないのでとても慎重にされているとおっしゃっておりました。ご自宅の玄関までお送りすると、ひと仕事終えたご様子で笑顔が見られました。
また機会がありましたらお手伝いさせてください。ありがとうございました。
写真は曇天の加布里漁港からの可也山です。





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