娘様とお食事

「夏本番！」と言わんばかりの暑さです。このまま夏になってしまうのでしょうか？梅雨は？

さて、先日は施設にお住いの方が、ご家族様とお食事に行かれるとのことでお手伝いをさせていただきました。近所でお食事をして、お墓参りをして戻るという予定です。

お迎えにあがると娘様と施設の方と一緒にいらっしゃいました。少しおめかしをしている様子です。施設の方に見送られながら出発です。

車内で娘様がお母様にいろいろと説明されていらっしゃいましたが、娘様は今回遠方からいらっしゃったとのことで、「大変やねえ、いいのにわざわざ…」とねぎらっていらっしゃいました。「私が会いたいけん来とおとよ。」と言い、二人で笑います。お母様は既に９０代とのことで、「いつ何があるかわからんから、来れる時に来ようと思って。」とのことです。切実ですね。

お店の中までご案内した後は待機の予定でしたが、「もし、（お母様が）お手洗いに行きたいと言ったらお手伝いしてくださいますか？」とのことで、「もちろんお手伝いさせていただきます。」と言ってしばらくすると「すみませ～ん、もう（トイレに）行くって言うんです。さっき行ったばかりなのに…。」とのことで、うかがいましたが、娘様が主動でほぼ介助をされていらっしゃいました。要所だけお手伝いをさせていただきましたが、「ついていただけるだけで安心です。」とおっしゃっていただきました。

ゆっくりとお食事をされ、食後にもう一度お手洗いに寄り、その後娘様がお店の近くの宿に荷物を取りに行くとのことで、少しの間お母様と私の二人で、座って待っておりました。定食をしっかり召し上がったとのことですが、まだ食べ足りないというようなそぶりで、落ち着きません。お味噌汁が少し残っていたので、お勧めすると「あら、ほんと！」とグビグビと飲み干されました。その後娘様が果物を持っていらっしゃいました。はじめは「これ一切れでいいわ。」とおっしゃいましたが、パクパクパク！っと全て召し上がりました。

やはり長生きの秘訣はしっかり食べることですね。しかし、お食事を済ませたら眠くなってきたようで、お墓参りは次回に回し、施設に戻ることになりました。帰りの車内で「ゆっくり食事ができてよかった。」「また来るけんね。」などと話しているとお母様が「あんたこっちに帰ってきたらいいとに…。」とぽつりとおっしゃいました。「もう長いこと（遠方に）住んどるけん、なかなかそうもいかんとよ。」と返されておりました。なかなか難しいですね。

しかし、まだまだお元気でいらっしゃることでしょう。

ぜひまた行きましょうね。ありがとうございました。

写真は今宿野外活動センターにて。 森は涼しくて気持ちがいいですね。