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  • 執筆者の写真坂田大輔

食事とお花見

週の後半は雨模様となっております。この雨が上がったらまた少し暖かくなるのでしょう。


さて、今年は天気も良く桜を長く堪能することができましたので、何件かお花見のお手伝いをさせていただきました。


とっても仲の良いご夫婦で、以前はよくお出かけをされていたのですが、奥様の脚がだいぶ弱ってきてしまい、長距離は車椅子でないと移動できなくなってしまったそうです。楽しみにしていたお出かけができなくなり、二人でじっと家で過ごす日々が続き、だいぶ煮詰まってきてしまったとのことでした。そこで、ケアマネージャーさんが、付き添いのできる福祉タクシーを利用して外出してみてはどうかと、ケアサービス大すけを紹介してくださいました。


あらかじめケアマネージャーさんからは「お花見とお食事に出かけたい」という概要はうかがっておりましたが、まずはお電話でご主人様から改めてお話を伺い、その後具体的なコースを考えてご自宅にご挨拶に伺いました。お二人とも笑顔でお迎えくださり、和やかにお話をしてくださいました。お食事のお店については、たまたま私の提案した料理が奥様が大好きだったということもあり、すぐに決めることができました。もともと私は店外で待機させていただくつもりでしたが、「あなたが外で待っていると思いながら食べてもおいしくないわ。」とおっしゃり、一緒にお食事をさせていただくことになりました。

すぐにお店に電話をして、車椅子をご利用の方が1名いらっしゃる旨を伝えて予約をとり、お花見の場所は何度も行ったことのある場所でしたが、駐車場所から桜がたくさん咲いている場所への車椅子での導線などを改めて下見に行き準備万端です。


当日は穏やかに晴れ、ちょうどよいお花見日和となりました。お迎えに行くとすぐに準備も整い早速出発です。お店までの道中にも桜がたくさん咲いており、海も見えて、「外に出るのは久しぶりだね」と嬉しそうです。


食事場所に着くと、海の見える半個室に通していただき「うわー、こんなところがあるのね」と感激です。食事はお二人の昔の話や、最近の生活の話、今まで行った素敵な場所の話などなど、たくさんお話をしながらとてもおいしくいただきました。 食後は神社に桜を観に行きます。満開の桜に囲まれた鳥居のすぐ下に車を停め、「うわーきれいね~、よかったね~。」と早速お喜びいただけました。神社は古くでこぼこ道や高低差もあるのですが、階段とは別に坂道も整備されており、私が押して廻ります。しっかりお花見とお参りをしたあとは、車いす用の広いお手洗いがあるのでお声掛けすると、「あ、じゃあ行っとこうかしら。」と、ご主人様のお手伝い付きでご利用されました。


「家に帰る前にコーヒーでも飲んでいこうか。」という話になり、帰り道の途中で車椅子でも入りやすいコーヒーショップに寄りました。ここはお味も雰囲気もとても気に入られたようで、「あ~、今日はよかったね。また行こうね。またお願いしますね。」と、半日の外出をかみしめていらっしゃいました。


無事にご自宅に到着し一安心、おおよそ4時間の外出となりました。

こんなに喜んでいただけて本当に良かったです。

ぜひまた行きましょう。糸島は素敵なところがまだまだあります。

ありがとうございました。 写真は深江漁港の桜です。



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