障害年金申請
今日から三月です。冷たい雨はあがりました。時折春の足音が聞こえてきたような気もしましたが、まだまだ遠くにあるようです。風邪をひかないように気を付けましょう。
さて、先日は施設にご入居されていらっしゃる方の、障害年金申請のための検査の付き添いをさせていただきました。お迎えにあがると、施設の方と一緒にいらっしゃいました。強面の男性で、ご挨拶をさせていただきましたが、やや渋い表情でした。
病院までの道のりは会話も少なく、静かに到着しました。受付を済ませ、問診表への記入の際に、少しお話を聴かせていただくことができました。脳梗塞を1年ほど前に発症し、左側に麻痺が残っており、少し発語も難しいようです。飲酒喫煙について伺うと、「吸いよったよ。一日千本以上吸いよった。」とおっしゃったように聞こえました。滑舌があまり良くないので一瞬聞き違いかと思い、「千本ですか?!」と聴き返すと、「そう、千本以上。吸い過ぎて血管が縮こまった。そんでこれ。」と頭の手術あとの傷を指でさされました。「え~!?それはいかんですばい。」と返すと、「フッ。」と少し笑ったように見えました。人生いろいろです。
その後、先生の問診と、リハビリ室で関節の可動域や力の入り具合、反射や触覚の具合をかなり精密に測定されました。このデータをもとに、先生の診断書が出て、申請書類が出来上がるとのことでした。
帰り道は少しだけ打ち解けくださり、私の仕事のことなどを聴いてくださったので、ご本人様の興味深いお仕事のお話も聴かせていただくことができました。これからもまた機会がありましたらお話の続きを聴かせていただけると嬉しいです。
ありがとうございました。
写真は荻浦からの可也山です。
ここの畑は春に向けて休憩中のようです。
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