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執筆者の写真坂田大輔

遠方へ転院

ぐっと寒くなったかと思ったら少し緩んで、陽の当たる昼下がりはゆったりしてしまいます。本当は年末がぐんぐん迫っているのですがそのような感じがしませんね。


さて、先日は遠方への転院のお手伝いをさせていただきました。少し前からご連絡をいただき、打ち合わせをさせていただいておりました。その娘様は現地でお待ちとのことで、お迎えにはご主人様がいらっしゃいました。はじめは同乗される予定でしたが、戻りの交通手段のこともあり、また、ご本人様の状態も落ち着いていらっしゃった為か、ご自身の車で移動されることとなりました。


少し早めにお迎えにうかがうと、既に準備万端でお待ちでした。看護師さんと手際よくストレッチャーに移乗していただき、程なくして出発です。午前中でしたので渋滞も考慮に入れ、早めの出発となりました。程なくして走行中に娘様からご連絡をいただき、順調であることを告げました。(ハンズフリー通話をしております)高速を降りてからも渋滞することなくスムーズに進み、ご主人様もぴったり後ろについて2台で目的地へ向かいます。


まもなく到着しようかという頃に再度娘様からご連絡があり、まもなく到着する旨をお伝えしました。ご本人様も落ち着いていらっしゃり、時折手を動かして布団をはいだり掛けたりされていらっしゃいました。


全行程約1時間を経てようやく到着です。連絡を取っていた娘様と、その他息子様ご家族など大勢のご親戚の方が出迎えてくださいました。「かあさん、わかる?○○ばい。」「△△もおるばい。」「おばあちゃ~ん。」と話しかけます。少し表情が緩んだ気がしました。


後ろからついていらっしゃったご主人様がこちらの車内の様子をご覧になっていたようで、「元気のよかばい。ずーっとモソモソ動きようもん。」と笑っておっしゃいます。施設の方がすぐにストレッチャーを用意してくださり、布担架を利用して移ります。遠方なので今後なかなかお会いすることはないかもしれませんが、快適に移動していただけたようで、何よりでした。

お大事に療養されてください。

ありがとうございました。


写真は新町漁港からの可也山です。


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