自宅で年越し
- 坂田大輔
- 1月3日
- 読了時間: 2分
あらためましてあけましておめでとうございます。
今年は元旦からよく晴れて、穏やかなお正月となりました。
本年も目の前のあなたを大切に、丁寧な介助を心がけて参りたいと思います。
さて、昨年の大みそかは、ご自宅で年越しをされるという方のお手伝いをさせていただきました。緩和病棟にご入院中のご本人様よりお電話をいただき、お迎えにあがるとしっかりと準備をされお待ちでした。ご家族様の付き添いも無く、ご本人様のみの移動とのことでした。
看護師さんからお薬を預かり、出発です。
出発をするとすぐに「ご仏壇のお花を買って帰りたい」とのご要望があり、直売所に寄りました。たくさんある中からあれこれ選ばれ、ついでにおいしそうなパンも一つ購入されました。道中お話を伺うと、随分前に私がポスティングさせていただいたチラシを持っていらっしゃり、そのころからずっと「ケアサービス 大すけ」の認識があったとのことで、こんなに嬉しいことはありません。その後お母様の介護をすることとなり「いつかお世話になるかも」と思っていたところ、ご本人様に重い病気が見つかり、まさか自分がお世話になるとは思っていなかったとのことでした。一時はかなり体調を崩されたとのことでしたが、復調しリハビリを経て、どうにかご実家で年越しをすることができるとのことです。
ご実家に到着するとご家族様がお待ちで、笑顔でお出迎えです。砂利の玄関前を進み、上がり框の手前まで車椅子で到着すると、そこからは手すりを伝って歩かれるとのことで、靴を脱ぎ、しっかりとつかまりながら、上がり框を上がられました。帰りはご家族様の車で送られるとのことでしたので、私はここまででお別れです。
きっとよい年を迎えられたことと思います。
もう少し元気になったらお買い物にも行きたいとおっしゃっておりましたので、ぜひその機会を待ちたいと思います。
ありがとうございました。
写真は波多江からの可也山です。

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