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  • 執筆者の写真坂田大輔

緩和ケア病棟から一時帰宅

9月に入り風がずいぶんと涼しく感じます。学校も始まりましたね。

新型コロナウイルスの感染拡大が早く収まってくれるとよいのですが…。


さて、先日は緩和ケア病棟にご入院中の方の一時帰宅のお手伝いをさせていただきました。

お迎えにあがると娘様が荷物をまとめたり、外泊(自宅)中のお薬についての説明を受けたりと忙しくされており、ご本人様はベッドで横になり、強い薬が効いているのか少しもうろうとした状態でした。それでも看護師さんに声をかけられ、起きて車椅子へ移乗するように促されると、重たい身体を持ち上げるようにして起き上がり、ベッドのサイドレールをしっかりとつかみ、スタッフによる少しの支えで移ることができました。リクライニング式の車椅子でしたのでゆっくり身体を伸ばして座ることができます。その後も眼を閉じたと思ったらふと周りを見渡したり、時々顔を歪めたりという状態でしたが、娘様の出発準備が落ち着いてさあ出発しましょう、という時です。看護師さんが「はい、写真撮りましょうかね~。」とおっしゃり、壁の前に娘様と並び、「はい、撮りまーす。」と聞こえたとたんに、ニコーーーーっと素敵な笑顔を見せてくれました。お見送りのスタッフ一同「おお~~!」「さ~すが~!」「いい顔!」と一盛り上がりしました。


乗車していよいよ出発です。娘様はご自身の車で別で移動します。道路が凸凹したところは最徐行して進みます。後続者が連なってしまい、路肩に避けて先に行って

もらったりもしました。そうこうしながらようやくご自宅に到着です。


ご自宅の前ではケアマネージャーさんがお待ちかねです。久しぶりにの退院なので様子を見に来られたのと、段差を上がるお手伝いをしていただけるとのことでした。ご自宅の状況は詳しくは伺っていなかったのですが、確認すると狭く曲がった段差がいくつかありましたので本当に助かりました。二人で前後で抱えて上がります。ベッドまでたどり着き、先ほどと同様にご自身の力で移動することができました。


お疲れのご様子で横になり、しばしご自宅の時間です。


2日後、約束のお時間にお迎えにあがると、準備も万端。ケアマネージャーさんもまた来ていただけました。本当に助かりました。ありがとうございます。 おかげさまで無事に乗車し、病院へ戻ることができました。


帰宅した時と特にお変わりないご様子でしたが、ゆっくり過ごせたのではないでしょうか。娘様とどんな話をしたのでしょう。よかったですね。

ありがとうございました。

写真は残暑の船越漁港。 夏休みも終わり静かな港でした。



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