精神疾患のある方
- 坂田大輔
- 3月13日
- 読了時間: 3分
まさに三寒四温、寒暖差の激しいこの頃となっております。体調を崩さないように気をつけなければいけませんね。
さて、先日は精神疾患がありご入院中の方の、他科受診の付き添いをさせていただきました。
何度もご利用いいただいており、ご自身で歩くことのできる方です。
お迎えにあがるとスタッフの方と一緒にロビーへ降りていらっしゃいましたが、なんとなくいつもより少し表情が固いような気がしました。
後部座席にご着席いただき出発です。病院までは距離があるので以前は移動中に昔見たテレビのことや、働いていた頃のことなど、色々とお話をされておりましたが、今回はじっと前を向いたまま何もお話にはなりませんでした。
大きな病院の受診でしたので、検査や診察前の待ち時間がかなり長くかかります。待っている間もお話はなく、じっと目を閉じて座っていらっしゃいましたが、突然すっと立ち上がって、どこへともなく歩き始めたので、とりあえず黙って横について少し一緒に歩きました。お手洗いかなと思いましたが、一応「どうしました。どちらへ行かれますか?」伺ったところ、やはりお手洗いに行きたいとのことでご案内しました。そして大の個室に入りなかなか出てこられません。以前は何かをつぶやいたり声を出したりといったこともありましたが、今回は静かに経過しました。しかし15分ほどが経ち、間もなく検査の順番が来ようとしていたので、検査の方に事情を説明して順番が来ても後回しにしていただくようにお話しをさせていただきました。案の定ご本人様の順番が来てしまい、出てこられてから検査をすることになりました。しばらくして出てこられ、そのまま検査を受けその後は診察です。
ここからもやはり長い待ち時間がありました。再びすっと立ち上がり、お手洗いに行こうとされていたのですが方向が違うのでご案内しようとすると、大きな声を出されることもあり、待合室の皆様を少しびっくりさせてしまったようです。用を足して待合室に戻り座ったのですが、やはり落ち着かないのか、またお手洗いに行こうとされたその時に、丁度診察の順番が来たことを知らせる、ご本人様の番号が表示されました。お手洗いはついさっき言ったばっかりでしたので、先に診察に行きましょうとお話しをして、少し声をあげることもありましたが、納得していただき診察室へご案内しました。
検査の結果は良好で、今まで3ヶ月おきの受診でしたが、次回からは半年おきになりました。よかったです。
会計もまた時間がかかりましたが、無事に終了し、帰ってくることができました。ご入院中の病院の看護師さんに受診中の様子をお話しすると、少し困った表情で「そうですね。最近はそういう感じですね~。ありがとうございました。」とおっしゃっていただきました。
ともあれ、無事に帰ってくることができてよかったです。次回は少し笑顔が見られると嬉しいです。またお会いしましょう。ありがとうございました。
写真は前原からの可也山です。

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