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目の見えない方

  • 執筆者の写真: 坂田大輔
    坂田大輔
  • 3月28日
  • 読了時間: 3分

急にどーーんと暖かくなり、上着を抜いてお仕事をさせていただいております。桜も咲き初め春爛漫です。しかし週末からまた冬に逆戻りらしいですね。残った灯油を使い切りましょう。

 

さて、先日は10日ほど前に福岡市内の大きな病院にご入院された方の、ご退院のお手伝いをさせていただきました。10日前のご入院の際も対応させていただきましたが、無事にご退院とのことでお迎えに参りました。

朝から雨の予報でしたが、朝パラっと降ってそれ以降は、なんとか降らずに持ちこたえてくれました。

 

病棟にあがると丁度お荷物をまとめ終わったところで、すぐに奥様にお会いすることができました。お部屋まで向かうと最後の処置とお着換えを終えたところでした。ほぼ目が見えないとのことでしたので、「前回ご入院の時に担当させていただいた大すけです。」とご挨拶をすると、嬉しそうな笑顔で、「おお~!ありがとうございます!」とお返事をいただきました。その場にいた看護師さんが「下の名前であいさつするんですね。」とびっくりされていたので、事業所の名前が「大すけ」であるとお伝えすると、「なるほど~!」と納得されておりました。車椅子に移り、看護師さんから奥様へ諸々の説明が済んだら出発です。

 

道中には桜の花がところどころに咲いておりますが、ご主人様には見えていないと思うと少し寂しい気持ちになりました。ご自宅に着くと訪問ヘルパーさんがお二人でお待ちでした。玄関の正面に車を縦に停めて段差の上に直接車のスロープをかけます。ここからは普段外出の際に行っている段取りで、ヘルパーさんたちがてきぱきと用意してくださいました。玄関の扉を外し、高い上がり框にはコンクリートパネルをかけて、間にU字溝を噛ませます。私も手伝いつつ安全を確認しながら、玄関を上がります。左足が痛い方でしたので身体の右側にベッドが来るように車椅子を付けます。ヘルパーさんに尿のバッグを持っていただき、ベッドに移り横になっていただきました。「ご退院おめでとうございます。」とお声掛けをすると、顔をくしゃくしゃにしながら「ありがとうございます!」とおっしゃっていただけました。

 

目の見えない方の移動の際はできる限り説明しながら介助をします。私たちには見えているので、安全に移動できることがわかりますが、ご本人様には見えていないので、ちょっとした段差や、右左折、スロープの上り下りなど、その動きの理由がわからずに動かされることは、おそらくかなり怖いに違いありません。まだまだ、完全なお声掛けではないかもしれませんが、できるだけ現在の状況を説明することによって、安心につなげていけるように気配りをして参りたいと思っております。

 

また機会がありましたらよろしくお願いいたします。

ありがとうございました。

 

写真は船越の漁港です。何人か釣り人がいましたが、ある一人の女性だけがコノシロをどんどん釣り上げていらっしゃいました。




 
 
 

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