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執筆者の写真坂田大輔

前歯がとれた

 3月も後半に入りましたがまだまだ朝晩が冷えますね。週末から雨模様の予報ですし、風邪をひかないようにしないといけませんね。

 

さて、先日は「前歯が取れた!」という方の受診の付き添いをさせていただきました。月に一度の内科受診のお手伝いをさせていただいている方なのですが、ある夜に奥様から電話がありました。

 

「今、晩御飯を食べてたら前歯がぽろっと取れたとよ~…。」どうやら義歯の前歯が外れてしまったとのことでした。更に翌日は奥様に予定があり、前歯の取れてしまったご主人様はショートステイに朝から行き一泊される予定でした。そんな中ご主人様が「前歯が無くて恥ずかしいからショートステイに行きたくない」とおっしゃっているとのことでした。なんとおしゃれなご主人様でしょうか。しかし、奥様は困ってしまいました。翌日のお昼のお楽しみの予定をキャンセルしないといけなくなってしまいます。翌朝一番に歯医者さんに電話しても、当日処置していただけるのかもわからないし困ってしまいました。

 

19時前でしたので一応歯医者さんに電話をしてみましたが、やはりもういらっしゃいませんでした。奥様に改めてご連絡をすると、ご主人様が「マスクで抜けた前歯を隠せるので、ショートステイに行ってもいい。」とおっしゃってくださったとのことでした。いやはや一同胸をなでおろしました。よかったです。

 

奥様は予定通り翌日の用事を楽しまれ、ご主人様がショートステイから戻り、落ち着くころに歯医者さんの予約を取り、無事に前歯をつけていただきました。

 

いくつになっても「恥ずかしい姿で人前に出たくない」という気持ちは持ち続けていたいですね。それと同時に、「大切な人たちを困らせないように少し我慢しよう。」という気持ちも持ち合わせたいものです。

 

ありがとうございました。

 

写真は二丈の川べり。ハマダイコンがきれいに咲いていました。



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