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  • 執筆者の写真坂田大輔

冬物を取りに自宅へ

周船寺のコスモスが満開で、ピンク色のじゅうたんが広がっております。

以前よりコスモス畑の面積が広がったように感じます。秋ですね。


とはいえ秋はやがて寒さを増し冬がやってきます。

そこで、先日は今年の夏に施設に入所された方で、自宅に冬物を取りに帰りたいという方のお手伝いをさせていただきました。


約束の時間よりすこし早めにお迎えに上がると、90歳代の女性ですがまだお昼寝の途中でした。付き添いの妹様が到着し、ご本人様を起こします。この日に自宅に帰ることはしっかりと覚えていらっしゃり、「ありがとうね。助かるわ。」と繰り返しおっしゃっておりました。


車に乗り込み出発です。

ご自宅までは海を見ながら約40分のドライブです。家が近づくにつれて見慣れた風景が広がってくると「ああ、懐かしいねえ。」「あそこによく行ったねえ。」と笑顔が見られます。


到着し、ご自宅に入り、「ああ、なんもかんもやりっぱなしやねえ。」と見渡します。


ご自身で建てられた一軒家に長く独り暮らしをされておりましたが、夏前に転倒されご入院となり、そこから直接施設へ入居されたそうです。ある程度の片づけはご家族様がされておりました。


以前から妹様がよくいらっしゃって、いろいろとお手伝いをされていたそうなので、家の中はよくご存じのようです。必要と思われる冬のものどんどん玄関に集めます。

その間は妹様がご本人様に「大すけさんに家の中を案内して差し上げて」とおっしゃり、いろいろと昔の話を聴きながら、お部屋を見せていただきました。ご本人様の若い時の写真や、ご先祖様の写真。ご本人様は絵を描くことがお好きで、「これは私が書いたの。これも。あれも。」とたくさん見せていただきました。どれもこれもとても素敵な絵で、若いころのご本人様が一生懸命描いている姿を想像して感激してしまいました。「今はもう描けんけどね...。」とひょうひょうとおっしゃいます。


妹様は洗いやすい(普通の洗濯機で洗える)冬物の服や厚手の布団を選んだりされておりました。ご本人様も、ご自身なりに「これと、これと...。」と必要なものを選び出していらっしゃいましたが、その中には古くなった食べ物もあったので、きちんと説明して、おいてゆくことにしました。


そして私は玄関に集まった暖かそうなものたちをある程度圧縮して、透明のゴミ袋に詰め込みます。小さく、運搬しやすくなりました。大すけの車は普通車ですが、全員が安全に快適に移動するためには、詰める荷物の量に限界というものがあります。そしてさすがに部屋におけるものの量にも限界がありますので、ちょうど車に積める量で納まりました。


さあ、名残惜しいですが施設に戻ります。

車に乗ると、「いやあ、ありがとうね。助かったわ、ほんと。」とご本人様がおっしゃいます。

妹様が、「今度またいろいろ連れて行ってもらいましょう、なんかおいしいものを食べに行きましょうかね。」とおっしゃり、「いいねえ、何食べようかねえ」とひと盛り上がりしました。


無事に施設に到着、ご本人様とお別れし、荷物をおろし、妹様の家におろす荷物もあったようでそれもおろし、長丁場になりましたが無事に終了です。


お喜びいただけて何よりです。

本当にまた行きましょうね。

ありがとうございました。


写真は二丈福井の通りにて




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